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第49話 異世界の家へと久し振りに(2)
(壊さないようにしよう。後でリムに怒られるのが嫌だから)と。
まあ、僕は苦笑いを浮かべつつね。我が家の可愛いリムが、プンプンと頬を可愛く膨らませながら、僕の事を諫める顔を想像しつつ。僕は丁寧に部屋中を、掃除機をかけ、終えれば。
「よーし! 次だ! 次!」と呟きながら僕は五部屋迄掃除機をかけ、終えたところで、城内の部屋の掃除……。掃除機をかける事をダウンした。
だってお城だよ! 部屋の数が多々あり過ぎて仕方がないから、僕は今日は掃除機の方はダウンだ! ダウンだよ!
だって僕のお城でする仕事はこれだけではない。
我が家の奥様二人──。レビィアとリムも学校へと通い始めたから、こちらの世界の家……。
このお城へと誰かが随時これ状態ではなくなったのと。皆さんも知っての通りで、リムとエリカの二人は、こちらの世界の民が滅びようとも帰りたくはない。
この世界の竜神、竜の女神でいる事を破棄したから、僕が一人で何とかしなくてはいけない状態へと陥った。




