僕の前世は異世界の凶悪な竜だったみたいだけれど。今は異世界日本でお好み焼き屋を呑気に営業しています！

第47話 竜の女神の微笑み！ （13）

　でも、先程エリカが僕へと告げ、脅して？　きたとおりだよ。

　家の奥様三人は、夫である僕が瞬時に考える事を掌握することが可能だから。

　今のエリカの拗ねている通りだ。

　だから僕は瞬時に、（僕の一番はエリカだから。本当だよ）と。

（ああ、久し振りにエリカの手料理がお腹いっぱい食べたいな）とも、自身の脳内で大袈裟に呟きつつ。

　僕が大袈裟に、脳内で物に八つ当たり……。

　そう、竜神化した僕が、近所の武田山を蹴り、砂山を崩すような悪態振りをイメージすれば。

　エリカは「クスクス」と笑いだして。

「陛下、今回だけですよ。許すのは」と僕に警告……。

　そして終わればエリカは、

「今晩は、夜明けまで私(わたくし)のことを愛し、可愛がってくださいよ」と下知をくだすから。

「あい」と言葉を返せば。

　エリカは御機嫌が直ったので、「ふっ、ふふふ」と微笑みつつ広島お好み焼きの焼く続きを始めだすから。

　僕はその様子を窺い始めると。