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第47話 竜の女神の微笑み! (11)
カシャ、カチャ……。
お好み用のフライ返しと鉄板が当たり、擦れる音が、僕の耳へと聞こえてきらから。
(あれ?)と、僕が思えば。
「陛下~、このようにすればいいのですよね?」と。
エリカが自身の華奢な両手でフライ返しを握りながら、千切りキャベツの大山の横に置いてあるそば麺を炒め始めだしたから。
「エリカもお好み焼きを作れるの?」
僕は、自身の首を傾げつつ尋ねれば。
「私もレビィアやリムと一緒で、貴方とは以心伝心……。陛下が思い、行動しようとすることはわかりますから。この広島お好み焼きも作れますよ」、
「ふっ、ふふふ」と。
エリカは微笑みながら僕へと教えてくれた。
だから僕は「そうなんだね?」と、感心しつつエリカへと言葉を返せば。
「えぇ、そうですよ。陛下」とエリカは僕へと言葉を返し。
「陛下が私達三人に内証で、他のメスに対して浮気心を募らせたり、行動にでても直ぐにわかりますからね」と。
エリカが『クスクス』と笑いながら僕へと告げてきたから。
「俺、しないしから」と不貞腐れた声を漏らすと。




