僕の前世は異世界の凶悪な竜だったみたいだけれど。今は異世界日本でお好み焼き屋を呑気に営業しています！

第46話 結果は？ （７）

　エリカは、「うぇ、ええ、ん。　うえぇ～、ん」と、自身の両目、華奢な手で覆い隠しながら泣き始め。

「陛下と私(わたくし)は繋がっている訳ですから。私(わたくし)が何を考えているか、想いを探れば直ぐに陛下にはわかることではないですかぁ～。うわぁ～、ん」と。

　エリカは泣きながら僕へと不満を告げてきたけれど。

　僕自身もそれを……。

　今エリカが告げたお互いの想いや言葉、台詞が。

　そう、僕が今迄にレビィアやリムと、お客様達にばれないように脳内で通信していた行為なのだが。

　この神技、テレパシーみたいな物は、僕とエリカも可能だけれど。

　僕も自分の元妻の脳内を、想いを探り。

　僕以外の男達の顔が多々見えてみろ！

　それこそ！

　僕が自害したくなるほど苦しくなるから、絶対に見ないし、と。

　僕が太々しく思えば。