125/401
第46話 結果は? (5)
「あなたぁ!」
「な、何、エリカ?」
「何ではないでしょう、あなたぁ~?」
エリカが俺の前──。
自身が座っている席から身を乗り出しつつ、俺に迫りながら怒声を吐いてきた。
それも真っ赤な、鬼のような形相ではなく、エリカはまた泣きだしそうな顔をしつつ、俺の怒声! 吠えてきた。
更にこんな言葉も加えてくる。
「私がいつ、あなた以外に好きな人がいると申しましたぁ? 私は一度もそんな言葉をだした覚えは一切ございません!」、
「なのに、何故あなたは、私が悲しくなるような目をしつつ、疑うのでしょうか?」
エリカが僕に今にも大粒の涙を落としそうな様子で罵声を吐きつつ、訴えかけてきても。
エリカが先ほどから、僕のプロポーズに対して、ハッキリとした言葉、返事をくれないから。
僕がエリカに、もう既に好い人、添い遂げてもよいと思う人がいると勘違いをしても仕方がないことだ。
だから僕は悪くはない!




