表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

123/401

第46話 結果は? (3)

「ごめんなさい。あなた……」


 エリカは僕に対して深々と頭を下げ謝罪をしてきた。


「本当にごめんなさい」と更に謝罪も付け加えてだ。


 だから僕はエリカに多分、フラれたのだろう? と思から。


「…………」だよ。


 僕は唖然、呆然、沈黙……。


 自身の顔色を真っ青にさせ、何も反応できなくなってしまう。


 やはり、あれから、年月が経ち過ぎたようだ。


 人間の生ならば十回以上は生まれ変わっているぐらいの年月が経っているようだから。


 やはりエリカには、僕以外に好きな人。


 彼女が好いと思い。


 添い遂げ、一生側で支えたいと思う異性がもう既にいるようだね。


 まあ、仕方がない。


 僕は病魔に侵され、女盛りのエリカを放置して他界をした訳だから致し方がない。


 僕が冥府で一番危惧していた事は、実際これ……。


 エリカが僕以外の男を好きになり、交わり、添遂げたいと思う気持ちだった。


 だから僕自身も仕方が無い、諦めよう。


 エリカとは笑って別れるようにしよう。


 お互い幸せになろうと言いつつ、あっ、ははは! と。


 僕も素直に諦め、笑ってエリカに手を振ろう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ