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第45話 最後の工程にチャレンジ!(9)

 そう、エリカが心の病に侵されるような不本意な事までさせてしまっているから。


 僕は心から謝罪をしつつ。


「エリカ?」と。


 僕は、自身の前に座る、銀髪の女神様へと声をかける。


「……えっ! 何、あなた?」


 僕が声をかけると。


 エリカは直ぐに反応して、声を返してくれたから。


「俺さ、今更エリカに対してこんな事を告げ、頼むのも変かもしれないけれど。エリカ聞いてくれるかな?」と。


 僕は俯き、頭を下げたままだから。


 僕は今エリカがどんな顔をしているのかまでは解らないけれど?


 僕はエリカに声をかけ嘆願をすれば。


「は、はい」と。


 エリカは戸惑う。


 困惑をしているような声音で言葉を返してきた。


 でも僕は構わず、そのまま自身の口を開き。


「俺、今度はエリカを置いて死なないからさ。もう一度俺とやり直してくれないかな? 頼むよ。エリカ、お願いだ……」と。


 僕は広島お好み焼きを焼く最後の工程ではなく。


 僕は生前の……。


 そう、僕の女神様、御妃様、妻だった彼女へのプロポーズ……。


 この、前世の僕とは違う。


 日本人の僕の妻になって欲しいと。


 僕は最後の工程にチャレンジするのだった。



 ◇◇◇


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