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第45話 最後の工程にチャレンジ!(6)
僕の過去──前世の記憶……。
エリカも未だ幼く、姫様だった頃に……。
そう、幼い可愛い姫様が、僕の許へと嫁に来た頃の、麗しい乙女頃の、エリカの記憶の方も。
僕は徐々にだが戻ってきているので、尚更エリカから謝罪を聞きたくはない。
た、多分聞けば、僕の中の何かが弾け、自身の感情が抑え切れなくなると思う?
そうなれば多分?
僕の妃を性玩具にした者へと天誅──。
僕は人間の感情を捨てて、その町に住む者達を根絶やし。
多分食い殺してしまうのではないか? と思うほど。
僕は憎悪を募らせる恐れがあるから聞きたくはない。
だって僕の本当の姿は、東洋で古くから水の神として崇められている竜神なのだ。
でッ、その力は、リアルなゴ〇ラやガ〇ラ以上だよ。
僕には神技である魔法が使用できるからね。
異世界の地等、直ぐに焼野原……。
草木も生えていない荒野にする事だって、安易に出来るから。
竜の逆鱗に触れる事は聞きたくないから。




