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第45話 最後の工程にチャレンジ!(5)

 だから僕はエリカに対して『何、エリカ?』ではなく。


「エリカ、あのね? そんな悲しい顔を君がしないといけないような話しならば。俺にするのは止そうよ。お願いだから」


 僕はエリカに、にへらと笑いながら告げた。


 彼女……。


 前世の僕の妻が、現世の僕に何を言いたいかは十分承知……。


 前世の僕が流行り病……。


 インフルエンザ程度に身体を無縛られて、こんなにも若くて美しい妃を放置──。


 幼い娘二人を預け、未亡人にして他界をした僕がいけないのだからと自戒……


 そう、いつかは底をつくで、あろうお城の財産──。


 それを補うために、僕以外の男に身売りに近い事……。


 自分の食費や娘二人を養うための食費を稼ぐために、町の有権者達の愛人、妾みたいなこともしていたのだろうと。


 僕も察しがつくのと。


 その件をエリカは僕に謝罪をしたいのだろうと察しはつくけれど。


 僕自身は、前世の僕の転生者であるだけで、完全な本人ではないにしろ。



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