第45話 最後の工程にチャレンジ!(2)
今にも、エリカの美しい金色の瞳から涙の滴が落ちそうなぐらい。
エリカはまたウルウルした表情……。
そう、実は先程もウルウルと言うか?
僕とチュ! キスを終えた後に泣いたんだよね。
僕の奥さまは……。
それも僕の頭や肩、背をポンポンと可愛く叩きながら不満を言ってきた。
何故、最初っから僕が気がついているのならば、ちゃんと教えてくれないの。
『バカバカ!』、
『あなたのバカ!』、
『意地悪!』、
『ろくでなし!』とまで、エリカに嘆きつつ不満を言われた。
だから僕はエリカに『お互いさまじゃないか?』と告げ、尋ねたよ。
苦笑もヘラへラと浮かべながら。
だってさ?
エリカとレビィア、リムとが三人でグルに成り、夫の僕にエリカとの涙との、涙と感動の対面を演出しようとしていたみたいだけれど。
エリカの方が、僕との数世紀ぶりの、感動の対面になる筈だったのを。
エリカ自身が、その事をすっかり忘れて、僕の前世と暮らしていた時のように普通に甘え、接してきたから。
僕の方がダウン!




