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第42話 緊張(3)

 塩! 胡椒! ガーリック! 魚粉! をサッサ! と、素早く降りかけ。


 千切りしているキャベツを山──!


 そう、西日本の霊山の一つ!


 鳥取県の大山のような山の形になるように盛る。


 ジュ! ジュ!


 すると千切りキャベツについた水分が鉄板に焼かれ蒸発──!


 ついでに大変に香ばしい良い香りがするから。


 僕の目の前の女神さま……。


 じゃ、ないけれど。


 大変に麗しい銀髪の女性がね、自身の目を大きく開けながら、可愛く、驚いた顔をしつつ。


「何か、凄いですね。店主さん……(わたくし)、お好み焼きを焼く様子をこんなにも真直で見るのは初めてなのですが。キャベツの量! ボリュームが凄いですね!」と。


 銀髪の女神様は相変わらず、小さな鉄板の真ん中で陣獲る、キャベツの大山を見下ろし、驚愕しながら僕に告げてきた。


「ええ、そうでしょう? 広島の郷土料理にもなる。このお好み焼きの、キャベツの山盛りの、ボリュームの量は本当に凄いでしょう?」


 僕は、目の前の女神様へと、優しく微笑みながら告げる。


「特に広島お好み焼きの、このキャベツの量の多さには、海外の観光客のお客様だけではなく。県外のお客様も見ては驚かれるぐらいなのですよ」と。


 僕は、女神様は、海外の女性(ひと)だろうから丁寧に、優しく説明をした。


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