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第42話 緊張(2)
(まあ、家の嫁さん二人も女神のように美しいからな、良い勝負かな……)とも。
僕は苦笑いを浮かべつつ思えば。
(う~ん、でも、俺のレビィアは。女神様と言うよりも、女性魔王様と、言った方が、ピン! とくるな)と。
僕は思いつつ、クスクスと微笑むと。
「……ん? 店主さん、どうかしたのですか?」と。
銀髪の女神様、ではなく。
北欧の女性かな? と。
僕が勝手に思ってしまった女性がね。
僕がクスクスと微笑むものだから、自身の小首を傾げ始めるから。
僕は、「あっ! すいません」と呟き、彼女へと謝罪を入れると。
「お客さま、本当にすいませんでした」と。
僕は再度北欧美人の女性へと、日本人らしく、深々と頭を下げつつ、謝罪をおこない。
まるで僕と向かいの彼女とを繋ぐように焼かれている、《《広島お好み焼き》》の生地の薄皮の上へと。




