第42話 緊張(1)
(うぅ、うううっ。本当に緊張するな……)と
小麦粉に調味料、だし、水を加え解いた物を僕はボールで掬い──!
トン! だよ。
そう、僕と異国情緒溢れる、銀髪の麗しい彼女との間にある座敷の鉄板……。
そう、普通は、作業用の鉄板で焼いた《《広島お好み焼き》》を熱いまま、この小さな鉄板へと移動──。
来店していただいたお客様に、あついお好み焼きを食べてもらうためにしようか?
関西風のお好み焼きやもんじゃ焼き……。
それと?
只今家のお店の若女将のレビィアとリムが、愛する僕のためにと、只今購入しにいっているお肉……。
そう、鉄板焼きとして食べてもらうための小さな鉄板の真ん中へと。
僕は広島お好み焼きの底生地を作るために落とし。
そして終われば。
僕はお玉の底を上手く仕様しながら、クレープの生地を作るようにサッ! と丸い生地を作れば。
(よし!)と思いつつ。
顔を上げるとチラリ! だよ。
そう、僕の正面に座る、麗しい彼女の顔を確認すれば。
(うわぁ! 本当に綺麗だな、この人……。もしも本当に女神様と呼ばれる女性がいるとしたら。僕の正面に座っているような女性なのだろうな?)と。
僕は自身の脳内で思えば。




