100/401
第41話 本当にここで良いのですか? (2)
銀髪の彼女は、何故か自身の顔色を変えつつ、僕にレビィアとリムが。
『旦那様~!』、
『パパ~!』、
『今日のお昼は、家族水入らずで、バーベキュー! 鉄板焼きだから楽しみにしていてね!』と。
『だから座敷の鉄板に一つだけガスを通し、温めていてね~』、
ハートマークの鉄板で良いと告げてきた。
だから僕は「はぁ」と銀髪の彼女へと言葉を返したのだが。
やはり、座敷の小さな鉄板で《《広島お好み焼き》》を焼くのは。
いくら僕が、このお店のマスターなのに、美味しいお好み焼きが焼けない、情けない男だとしても。
僕にもマスターとしてのプライドもあるし、《《広島お好み焼き》》は、店の店主や女将が。
ボリューム感たっぷりの、《《広島お好み焼き》》をダイナミックに焼く姿をお客様に魅せ、楽しんでもらうと言った。
エンターテインメントみたいなところもあるとは思う?




