ノルン対和馬
風邪を引いてしまい更新出来ませんでした。なんとか熱も下がったのでこれからまたよろしくお願いします。そして、ご迷惑をおかけしました。
和馬は自分の前に立っているノルンを見つめていた。
(なんで俺はこの幼女と戦うことになったんだ?俺は結城と戦いたかったのに・・・。)
「お主、今は良からぬ事を考えたであろう?」
「❗❗」
和馬は心を読まれたと思った。だが、実際は和馬の顔に出ていただけなのである。それを見たノルンがただ言っただけである。
「何故わかったのか知りたいか?」
頷く和馬。
「お主の顔じゃよ。妾と何故戦うのか考えていたんじゃろ?」
「あぁ、そうだ。何故、結城と戦わせてくれない?」
「レナでは相手にならないからじゃ。」
ノルンの言葉を和馬は都合の良い方にとらえた。
(結城では俺には勝てないと言うことか。だが、この幼女が結城より強いのか?まぁ、戦えばわかるか・・・。)
「結城では俺に敵わないのならあんたでいいぜ?」
和馬の言葉にノルンは首を傾げる。
「何やら勘違いしているようだが・・・。では、さっさと始めるかのぉ?と、その前にレナ?」
ノルンの呼び掛けにレナは和馬の護衛をしていた騎士を見た。
(騎士を気絶させればいいのね?はぁ、人使いが粗い女神ね・・・。)
レナは溜め息をつきながら騎士に向かって動いた。
一瞬で一人の騎士の懐に飛び込み、腹に柄を当て気絶させる。その後は騎士も応戦しようとするが瞬く間に地面に倒れていく。
騎士が全員倒れたのを確認したレナはノルンに言った。
「ノルン、これでいいんでしょ?」
「さすが、レナじゃな。妾が見込んだだけはあるのぉ。」
「私に騎士達を任せたのは・・・。言わない方が面白いかな?」
と、レナは和馬を見ながら言った。
「そうじゃな。ネタばらしは良くないぞ、レナ。」
と、笑いながらノルンは言った。
「だから、言わなかったじゃない。」
と、レナは頬を膨らませながら言った。
「どうでもいいんだが、俺を無視しないでくれないか?」
「「いや、無視してないけど(無視してないぞ)?」」
レナとノルンの声が重なった。
「さっさと始めるぞ❗」
和馬は言い終わるとノルンに向かって剣を降り下ろした。
「せっかちじゃのぉ、どのぐらいの力か試させてもらうかのぉ?」
と、ノルンは言うとおもむろに人指し指と中指の二本で和馬の剣をとめた。
「なっ❗」
「どうした?その程度の力しかないのか?」
和馬は剣を押したり引いたりしているが全く動かない。そんな時は不意に剣がノルンの指から離れた。
「勇者とは言えこの程度の力しかないのか?これではレナはおろか帝国の騎士団長にすら勝てんのぉ?」
と、ノルンはレナを見た。
「そうね。ステラさんにすら勝てないでしょうね。」
「どうじゃ、レナ。奴を捕虜にしてはどうじゃ?」
「なんで捕虜にするの?」
「奴の心を折るには騎士団に放り込んだ方が面白いじゃろ?」
「寝返らせるの?」
「それは奴次第じゃ❗」
「ノルンの好きにしていいわよ?ただし、私は面倒見ないからね?」
と、レナはノルンに釘を差した。
「まぁ、面倒を見るのは騎士団じゃから妾は近くで見ているだけなんじゃがな・・・。そうと決まればお主には悪いが捕虜になってもらう。」
ノルンはレナとの会話を終え、再び和馬を見た。
「俺を捕虜にするだと?舐めたことをいうなぁぁぁ❗」
再び、和馬はノルンに斬りかかる。
ノルンは和馬の攻撃を難なく避け続ける。そして、和馬の攻撃が大雑把になったのを見計らいカウンターで和馬の腹に一撃を入れた。
「がはっ❗」
和馬の口から胃液が飛び出し膝をつく。そして、そのまま意識を失った。
「さて、妾は誰か連れてくるからレナは奴が起きないか見張っておれ。」
「はぁ、わかったわよ。ついでに、騎士を起こして説明して戻らせるわよ?」
「構わんぞ。では、行ってくるのじゃ❗」
ノルンは和馬を抱えるために騎士を呼びにいった。残されたレナは思った。
(結局、ノルンは姿を変えなかったわね?変える必要がなかった?確かに強くなってるみたいだけど・・・。まぁ、この人より強い勇者はきっと居るわよね?さて、騎士を起こして丁重に帰ってもらいましょうか。)
その後、レナに起こされた騎士達は顔面蒼白で自陣に戻ったのである。
レナが何をしたのかは・・・秘密です。
やがて、ノルンが連れてきた騎士によって和馬は城に運ばれた。そして、和馬が目を覚ました場所は・・・何故か訓練場だった。
熱がぶり返さなければ明日の六時に更新します。
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