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ラガス帝国の今後

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レナとローゼ、ノルンが謁見の間でフィール王国からの手紙を読んでいた頃、ネフィル皇国にもフィール王国から手紙が届いていた。


「レオンお兄様❗」


「どうした、セシル?」


セシルが慌ててレオンの私室に入ってきた。


「こっ、これを読んでください❗」


セシルはレオンに一通の手紙を渡す。


レオンはセシルから手紙を受けとり中身を確認した。


「これは・・・。」


レオンは手紙の内容は読み絶句した。


『ラガス帝国は魔族と通じており、我が国フィール王国と貴国であるネフィル皇国を滅ぼし、すべてを我が物とせんとしている。よってフィール王国はラガス帝国に宣戦布告をする。貴国にもラガス帝国を討つため兵をあげ、我らと共に戦ってもらいたい。日時はおって連絡する。



フィール王国女王ラピス・フィール』


レオンは手紙を読み終えるとセシルを見た。


「ラガス帝国にはステラが居ます。それにサラも関わっている国です。」


「あぁ、そうだな。」


「どうなさいますか、レオンお兄様?」


セシルの言葉にレオンは少し考えた。


「・・・。まずは、手紙の内容が真実かどうかを調べないといけないな。」


「そんな悠長なことを・・・。」


「戦争をするならそれなりの準備期間がいる。明日にいきなり出来るものではない。まずは、情報が必要だ。」


「わかりました。至急、ラガス帝国に使者を送ります。」


とセシルが使者を送ることをレオンに提案したがレオンはセシルの案をとめる。


「待て、セシル。使者を向かわせるな❗」


「なぜですか?」


「使者を送れば私達も要らぬ疑いをかけられるかも知れん❗」


「・・・。確かにそうですね。では、どうしますか?」


「王族御用達の商人を使う。そうすればサラやステラにも話を聞けるだろう。運が良ければ女王からも話を聞けるかもしれない。」


「わかりました。サラとステラに面識のある商人を向かわせます。商人には私達からの手紙を渡します。」


「あぁ、それでいい。時間がない、すぐに取りかかってくれ❗」


「わかりました。」


返事をしたセシルは部屋を出て急ぎ準備にとりかかる。


「さて、私も色々と策を考えないといけないな・・・。」


レオンは今後を考えながら仕事をするのだった。



一方、ラガス帝国では・・・。


謁見の間にレナとサラ、アミル、弦十郎、ルナ、ノルンが用意された椅子に座っていた。反対側にはローゼとステラ、ハマル、クレスが座っていた。


何故、謁見の間に集まっているかと言うと、話し合いをするのはいつも謁見の間でしていたためである。一応は会議をする場所は存在しているが何故か謁見の間で行われていた。そのため、今回も謁見の間で行われたのである。


「さて、皆さんに集まってもらったのは・・・。すでに知っているとは思いますが改めて言います。フィール王国が私達の国に宣戦布告をしてきました・・・。」


ローゼが全員を見渡しながら言った。


「皆さんに集まってもらったのは今後を話し合うためです。私の予想で申し訳ないのですが・・・。たぶん、ネフィル皇国にもフィール王国から手紙が届いていると思います。フィール王国と共に私達の国を滅ぼそうといった内容の手紙が・・・。」


さらに続けて言うローゼ。ローゼの言葉を聞いたサラとステラは表情を曇らせる。


「ローゼちゃんの予想は恐らく正解じゃろう。」


「そうですね。ただ、こちらにはサラさんとステラさんがいますからネフィル皇国としては手を出したくないと思っているでしょうね?」


弦十郎とルナはローゼの予想が正しいと言った。


「そうね、もしかしたら何らかの接触があるかもしれないわね?」


レナが付け加える。


「接触ですか・・・。どんなことが考えられますか?」


ローゼがレナ達を見て尋ねる。


「普通に考えれば使者が来るじゃろうな?」


「ですが、今回使者が来ることはないですね?」


「じゃろうな。」


「来るとすれば商人辺りですね。」


弦十郎とルナが答える。さすがは歴戦の強者である。一瞬にしてレオンとセシルの考えを看破した。


「恐らくじゃが、開戦まで最短でも一ヶ月はかかるじゃろう。戦力と食糧を確保するため時間が必要じゃからな。」


弦十郎の言葉にローゼは表情を曇らせる。と同時に一ヶ月で何が出来るかを考え始めた。


「ローゼ、貴女はどうするの?」


唐突にレナがローゼに尋ねた。


「私はローゼのためなら何だってしてあげる。例え相手が勇者であろうと向かってくるなら倒すつもりよ?私はこの国が好きだから。」


「レナさん・・・。」


「儂とルナもレナと同じ意見じゃよ?」


弦十郎はレナの意見に賛成する。


「妾は手を出すつもりはない。だが、ローゼ達は妾を匿ってくれた。よって危なくなったら手を出すつもりじゃ❗」


ノルンも少なからず手助けをすると言った。


「私が居ることでこの国に迷惑をかけてしまったので・・・。私もレナさんに協力します。私を魔族と知りながらもこの国の人々は私に接してくれました。そんな国だからこそここで終わりにするわけにはいきません❗」


アミルは自分の事を言い参加を表明した。


「私は・・・。私は、この国が好き❗ローゼちゃんや皆の笑顔を守りたい❗例え、お兄ちゃん達が敵になっても私はこの国を守る❗」


サラは、意を決して言葉にする。サラの言葉を聞きステラも腹を括ったようである。


「私はまだこの国に来たばっかりの時、色々してもらいました。その恩義を返すときですね。それに私は今この国の騎士団長です。国のために戦わないならいつ戦うのですか❗」


ステラの決意を聞きハマルとクレスは頷く。


よって全員がラガス帝国のために・・・。そして自分自身のために戦う決意をした。


ローゼは全員の話を聞き決意する。


「皆さんの気持ちはわかりました。私もこの国が大好きです。よって、不当に宣戦布告をしたフィール王国に対し全戦力を持って迎え撃ちます❗」


ローゼの言葉に全員が頷く。


「ですが、あくまで最終手段です。フィール王国が攻めてくるまでの時間、あらゆる手段を使って情報を入手したいと思います。ですので、その時はよろしくお願いします。」


ローゼは戦争をあくまで最終手段と言った。何とかして戦争を回避出来ればと考えていたのである。


ここで一旦会議は終わり、解散となる。そして、各々自分が出来ることをやるのであった・・・。



ようやくレオンとセシルの名前が出てきました。話の内容により出さざるおえなくなっただけなのですが・・・。


次回は明日六時に更新します。


読んで頂きありがとうございます。

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