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邪神

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レナとアミルは、武闘祭が行われる場所に着いた。


そこは見渡す限り何もない荒れ地だった。


「こんな場所で武闘祭をやるんだね、アミル?」


レナは、武闘祭というからには舞台となる場所があると思っていた。舞台がないことを不思議におもいアミルに聞いたのである。


「そうですね。場所は現魔王様が決めるので私には分かりかねますが・・・。さすがに、場所を偽るということはないと思いますよ?」


アミルも指定場所に違和感を覚えたのか不思議に思っていた。


「ルナや、さすがに場所がおかしくないか?」


「そうですね、ここを武闘祭に使うとは思えませんし・・・。」


「弦十郎、この場所は・・・。」


「そうじゃな、あの場所みたいだのぉ。」


「やはりそうか・・・。」


弦十郎とクラウド、ルナが話をしているのを聞いたレナとアミルは三人に尋ねる?


「おじいちゃん、この場所はなに?」


「ここは・・・。邪神を封印した場所じゃよ。」


「邪神ですか、お祖父様?」


「ああ、そうだ。私と弦十郎、ルナ様の三人で武闘祭終了後に邪神を封印した場所だ。」


「何かありそうな感じがするわね?」


「そうですね、レナさん。」


そんな場所の事を話していると他の魔族が続々と集まってきた。


ただ、若い魔族はこの場所がどういった場所なのか知らない。何故かと言えば知る者はごく一部の者しかしらないからである。


当時、邪神を復活しようとした者が武闘祭を利用しようとした。それを知った当時の魔王は武闘祭優勝者に封印の依頼をしたのである。


邪神が復活すれば世界が終わる・・・。


魔族の間ではそんな言い伝えがある。そのため、事前に察知した魔王が手を打ったのである。



続々と集まる魔族の中に懐かしい顔を見つけたレナが声をだす。


「サラちゃん?」


レナの声にアミルも振り返る。


「あっ、レナちゃん。久し振りだね?」


サラは、レナ達を見つけ駆け寄ってきた。


「久し振りだね、サラちゃん。でも、なんでここにいるの?」


「それはね・・・。」


サラが言い終わると後ろを振り返った。そこにはラースが立っていた。


「久し振りだな。ここにいる理由はお前達と同じだが?」


「まさか、サラさんはラースと一緒に武闘祭に出るのですか?」


「そうだよ❗それと報告があるの・・・。」


「報告って何よ?」


サラは、頬を赤らめながら俯いた。サラの様子を見たラースがサラの代わりに答える。


「俺とサラは結婚することになった。」


「「えっ?」」


ラースの言葉に場の空気がとまる。


サラは顔を赤くしてもう一度レナとアミルに自らの口で言う。


「だから、私とラースは結婚するの❗」


一呼吸おき、レナとアミルの絶叫が何もない荒野に響き渡る。


「「えぇぇぇぇぇぇぇ❗」」


レナとアミルの絶叫が木霊する。それを聞きながら弦十郎はなに食わぬ顔でサラに話始めた。


「なんじゃ、サラちゃんは結婚するのか?」


「そうだよ、レナおじいちゃん。」


「そうか、幸せになるんじゃぞ?」


「もちろん❗」


弦十郎は、サラの前世を知っているため幸せになってほしかったのである。



サラの結婚の報告をうけたレナ達はそのまま座談会を始めるのだった・・・。



レナ達の座談会をが終わろうとした頃、一人の人物が現れる。その人物は・・・。ラガス帝国に侵攻してきたラードだった。


「皆さん、お集まり頂き感謝します。現在、魔王様は体調が思わしくないため私が代わりを務めさせて頂きます。」


ラードが武闘祭の説明をし始める。その時、側にいるクラウドから声が聞こえてくる。


「おかしいな?魔王様が体調を崩すわけがない。あの方がそれを理由に武闘祭に参加しないのはおかしい。」


「クラウド、考えすぎじゃないかのぉ?」


「いえ、弦十郎様。クラウドが言うことはおそらく間違いではないでしょう。あのラードとか言う魔族からは邪な気配がします。」


「やはりそうですか、ルナ様・・・。」


「魔王様の身に何かあったに違いないでしょうね?」


「ルナがそう言うならそうなんじゃな?して、クラウド。行くか?」


「もちろんだ、弦十郎。」


「わかりました。三人で行きましょう。」


ルナが言い終わると三人はレナ達の前から姿を消した。


ラードの説明が終わる。


武闘祭の内容は簡単である。


参加者全員によるバトルロイヤル。


ただし、生死は問わない。


レナとアミル、サラにラースは疑念を抱いた。何より弦十郎達が居なくなったことにも何かを感じ取った。


「裏がありそうね?」


「そうですね、弦十郎様達の言葉を借りるならもしかしたらラードは邪神を復活させようとしているのかもしれませんね?」


「えっ?邪神?」


サラがレナとアミルの言葉に反応し聞き返した。


「そうだよ、サラちゃん。この場所は昔おじいちゃん達が邪神を封印した場所だよ。」


「やはりそうなのか・・・。ラードは邪神がどうとか言っていたのを今思い出した。」


「確定ね、アミル?」


「そのようですね。と言うことはお祖父様達は魔王様を助けにいったのでしょうね?」


「そうなるわね。あっちは任せて私達はこっちをどうにかしないとね?」


未だに話についていけないサラ。ラースはサラの頭に手を置き撫で始めた。


「サラが気にすることはない。」


「子供扱いしないでよ、ラース。」


「この場所だけ空気が違うわね?」


「そうですね、私達はお邪魔みたいですから退散しましょうか?」


「えっ?えっ?レナちゃん、アミルさん?」


慌てるサラを見ながらレナとアミルは笑った。


「それはさておき、共同戦線にしない?」


レナがラースに提案する。


「それがいいだろうな。」


「では、そうしましょうか?サラさんもそれでいいですよね?」


「わかんないけどいいよ?」


「じゃぁ、そう言うことで。取りあえずは流れに身を任せようか?」


レナの言葉に頷く三人。


そして、武闘祭バトルロイヤルがラードの合図で開始されるのだった・・・。

戦闘シーンまでいきませんでした。次回は必ず戦闘になります。


次回は二十七日六時の更新予定です。

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