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ルナへの恐怖

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ルナとの模擬戦をした翌日。レナとアミルは意気消沈していた。


「おばあちゃんがあんなにも規格外だとは思わなかったわ・・・。」


「そうですね・・・。さすがに、魔王様の娘です。」


「全然勝てる気がしないんだけど?」


「私もですよ、レナさん・・・。」


そして、二人は盛大な溜め息をつく。


「「はぁぁぁぁ❗」」


と、二人が溜め息をついたとき部屋の扉が開く。


「何故溜め息をついてるのかしら?」


現れたのはルナだった。ルナは昨日やり過ぎたと思い二人の部屋を訪ねてきたのである。


「昨日はごめんなさいね、少しやり過ぎました。」


「大丈夫だよ、おばあちゃん・・・。」


「はい、大丈夫です・・・。」


(うわぁ~、凄く落ち込んでますね。まだ、私と戦うのは早すぎましたか?ですが、アミルさんを次期魔王にするためには時間があまり残されてはいないですから。残りの時間で二人を鍛えないと大変なことになりますし・・・。二人がヤル気を出してくれればいいのですが・・・。こればかりは二人の意思の強さに賭けるしかありませんね。)


そう思いながらルナは二人に話始めた。


「私に勝てる気がしないですか?」


「「・・・。」」


ルナの言葉に何も返せない二人。それでもルナは続けて言う。


「私に『蒼弓の魔姫(そうきゅうのまき)』に勝ちたいですか?」


「勝ちたいよ、でも・・・。」


「勝ちたいです。ですが勝てる気が全くありません・・・。」


「そうですか、なら仕方ありませんね。」


ルナは歩き出しレナとアミルの武器が置いてある前に立った。


そして・・・。


パキィィィィン、パキィィィィン、パキィィィィン


心地良いほどの音を奏でてレナの刀とアミルの双剣が折れた。いや、ルナが折ったのである。


「「えっ?」」


二人は一瞬何が起こったのか理解できなかった。まさかルナが二人の武器である刀と双剣を壊すとは思っていなかったのである。


「何するの、おばあちゃん?おじいちゃんが私のために鍛えた刀を❗」


「ルナ様、何をするんですか?ローゼさんから頂いた大切な物なんですよ❗」


口調を強くし二人はルナに言う。しかし、ルナは冷淡な声で言う。


「今の貴女達には必要無い物でしょ? 私に勝てないと思い戦う事を拒否している貴女達には・・・。」


「だからって刀を・・・、私達の武器を壊すことないじゃない?」


「そうです、いくらルナ様でもやっていいことではないです❗」


二人は反論するがルナの次の言葉で黙る。


「今の貴女達の身体を見てまだ反論できますか?武器を壊す前から貴女達の身体はずっと震えているのに・・・。それでもまだ私と戦えるとでも言うのですか?私に恐怖を抱いているのに私に勝てますか?」


ルナが部屋に入ってきた時から二人の身体はずっと震えていたのである。二人は気付かないうちにルナに恐怖していたのである。そして、武器を壊され恐怖していることに気付かされレナとアミルは反論すら出来なくなる。


「「・・・。」」


「何も言い返せませんよね?戦う事から逃げたのですから。ですから、貴女達には不要な武器を壊したのです。さて、負け犬さん達はこれからどうするんですか?」


「「・・・。」」


「まぁ、いいです。二日後の朝までに答えを出してください。私は二日後の朝、屋敷の外で待っています。」


ルナはそういい残し部屋を出ていった。


残されたレナとアミルは呆然としていた。だが、ルナが入ってきた時の震えは止まっていた・・・。



部屋を出たルナを待っていた人物が居た。弦十郎とクラウドである。


「ルナ、やり過ぎではないかのぉ?」


「ルナ様、さすがにやり過ぎです。」


「これぐらいやらないとあの子達は自ら立ち上がれないですよ。」


「しかしのぉ、武器を壊すことはないんじゃないか?」


「これで心まで折れたら洒落になりませんよ、ルナ様?」


弦十郎とクラウドはルナにやり過ぎだと言う。


「あの武器ではこれ以上強くなれません。二人は無意識のうちに力を制御していますから。武器が壊れないために・・・。はっきり言って武器さえどうにかすればあの子達は私より強いですから。」


ルナの言葉に驚く弦十郎とクラウド。ルナはレナとアミルの潜在能力がまだあると思っていた。無意識に武器を壊さなくていいように戦えばそれが最大の実力と思ってしまうのは仕方がないことである。


「じゃが二人の実力にあった武器はどうするんじゃ?」


「相当なものではないと無理ではないですか?」


弦十郎とクラウドの言葉にルナは微笑みながら言う。


「何を言っているのですか?もちろん、お二人が作るんですよ?」


「材料も無いのに・・・。」


「ルナ様、まさか・・・。」


「孫のために頑張らないといけませんねぇ~?」


「「・・・。」」


弦十郎とクラウドはルナの言っていることを理解した。要するに孫のために材料を採ってきて武器を作れとルナは言ったのである。そして、ルナは弦十郎とクラウドに追い打ちの言葉を言う。


「時間は二日後の朝までですから。急いだ方がいいかもしれませんよ?」


弦十郎とクラウドの顔が青ざめた。明らかに無理難題である。まぁ、一般人としてはだが・・・。


「こうしちゃおれん。すぐに準備して向かうぞ、クラウド❗」


「わかっておるわ❗お前こそさっさとしろ❗」


「孫のために最高の素材で最高の武器をお願いしますね?」


準備のために動き出した弦十郎とクラウドにルナは言った。


「「お前は鬼かぁぁぁ❗」」


弦十郎とクラウドは叫びながら走っていった。老体にムチを打つように・・・。


「さて、これで準備は整いました。あとは、レナとアミルの心次第ですね・・・。」


ルナは窓から外を眺めレナとアミルが戻ってくることを祈った。



そして、二日後の朝・・・。

物語も佳境?になってきました。まだもう少し続きますのでよろしくお願いします。新作はたぶん王道?になるんじゃないかなと思います。転生や転移ではないと思います。たぶんですけど・・・。

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