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サラの内政

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レナ達が魔族の死闘から目覚めた翌日、サラはすぐに行動を開始した。まだ完全に傷は癒えていないがローゼを助けるためラガス帝国の内政に参加する。歩くたびに傷が痛むので、サラの部屋から近い場所で会議などを行うようローゼが手配してくれた。


まず、最初にサラが行ったことは・・・。面接である。

面接と言っても世間話をする感覚のものであるが、話の中には帝国をどのようにしたいか、自分には何が出来て何が出来ないかを聞くためでもある。サラの考えでは、今居る義勇軍から内政に向く者と向かない者を分け、向かない者は新たに作る騎士団に所属してもらうことにしていた。


一人ずつ面接を行うと時間がかかるため、十人ぐらいずつに分けて行った。人数にして二百人は居なかったのでなんとか夕食前に終わることができた。サラは一旦休憩をし、そして最後に面接をしるローゼを呼んだのである。


ローゼとの面接は、レナとアミルも参加し夕食を食べながら進めたられた。


「ご飯を食べながらで悪いんだけど、これからローゼちゃんの面接を始めるね?」


「はい。」


「そんなに固くなる必要はないわよ、ローゼ?」


「そうだよ、別にローゼちゃんを怒ったりする訳じゃないんだから。ただ、話を聞きたいだけだから❗」


「わかりました。それで、私に何を聞かれるのですか?」


「簡単なことだよ。ローゼちゃんが帝国をどのようにしたいのか、そしてローゼちゃんの目指す最終目的はなに?」


「そうですね・・・。帝国をどのようにしたいかですが、皆の笑顔が絶えない国にしたいですね。街の人々には苦労をかけてしまいましたから。その分、幸せになってもらえたらと思います。最終目的は、他の国が羨むぐらい豊かな国にしたいですね。」


「そっか、それがどれだけ難しいことかわかってるよね?」


「・・・。」


「わからない?簡単に言うと女王であるローゼちゃんが圧政をしなければいいんだよ。だからと言って、街の人々に払ってもらう税金を減らした場合、街の人々には笑顔が生まれる。でもその場合、国が国として成り立たなくなるの。」


「なぜですか?」


「国が行うはずの公共事業がやれなくなる。」


「公共事業?」


「簡単に言うと道の整備や国が管理する建物の修繕や建設などよ。」


レナがサラの補足をローゼにした。


「今レナちゃんが言ったようにそれが出来なくなる。そうすると街で仕事がない人達の働く場所が無くなる。そうなると街での犯罪が増えて他の街からの人が来なくなる。そうなれば国が滅びるのは時間の問題ね。」


「方法はあるんですか?」


「あるよ。」


「その方法を教えて下さい❗」


「その前に聞いておきたいことがあるの。」


「何でしょうか?」


「全部私に任せてもらえる?」


サラの問いにしばし考えるローゼ。


「大丈夫、私が居なくなってもいいように人材は育てるから。」


「わかりました。サラさんに全部お任せします。」


「ありがとう。じゃぁ、説明するね?」


「お願いします。」


サラは、ローゼに説明を始めた。


サラの方法とは、まず国に納める税金をある程度高くし国として使えるお金を増やすこと。そして、ある程度潤ってきたら公共事業に手をいれ雇用を増やす。それが軌道に乗れば街の人々が国に払う税金を少しずつ下げていくというものである。一応、前王であるローゼの父親が残したお金もあるにはあるのだが、いきなり公共事業を始めるには少なすぎた。前王の遺産がどのぐらいあるのかはローゼに調べてもらったためサラは知っていた。


「それでは街の人々から反発されるのでは?」


「確かに反発はあるだろうね?でも、先を見据えることが出来れば問題ないとおもうよ?ちなみに、説得はローゼちゃんがするんだよ?」


「私がですか?出来るのでしょうか?」


「説得出来なければ国は滅びるよ?」


「脅しですか?」


「脅しじゃなく本当の事だよ。たぶん、納得しないだろうから別の手も打つけどね。ちゃんと私もローゼちゃんの隣に立って手伝うから安心して?」


「わかりました。街の人々を説得します❗」


「うん。これが全部終わる頃にはローゼちゃんの最終目的も達成すると思うよ❗まぁ、その後はローゼちゃん次第になるけどね。」


「頑張ります❗」


これでローゼの面接は終わる。だが、サラは次の議題を持ち出した。


「次は、レナちゃんとアミルさんにお願いがあるの。」


「当然その流れよね?」


「サラさんのお願いとは騎士団の設立と騎士候補の訓練ですか?」


「話が早くて助かるよ。お願いできるかな?」


「ここに居る間ならね?」


「そうですね。そんなに長くは居れないと思いますが・・・。それでもいいですか?」


「十分だよ❗レナちゃんとアミルさんの後任はなんとか見つけるから。」


「サラちゃん、後任には心当たりがあるから任せてくれない?」


「えっ?いいの?」


「心当たりがあるだけで来てくれるかはわかんないんだけど・・・。」


「それでもいいよ❗」


「わかったわ。手紙を書くから届けてね?」


「うん、必ず❗」


「さて、これで当面の予定は出来たから明日から忙しくなるなぁ❗」


「そのわりには嬉しそうだね?」


「そうですね。サラさんは戦うよりこちらの方が合っているのではないですか?」


「やめてよ?私は身体を動かすのが好きなんだから❗」


「じゃぁ、仕事の合間に私とアミルの訓練に参加したら?」


「それがいいと思います❗身体が鈍らないようにしないといけませんからね?」


笑顔でレナとアミルはサラに訓練への参加を促す。


「・・・、遠慮します。」


「遠慮することないじゃない?私とアミルは、サラちゃんのために言ってるのに。」


「そうですよ、仲間なんですから遠慮したらダメですよ?」


「うぅぅぅ、厳しくしない?」


「しないわよ、騎士候補と同じ訓練にするから。」


「それなら仕事の合間に参加するよ。」


「それがいいよ、サラちゃん。」


サラは訓練に参加することにしたが、後で後悔することになる。



そして、翌日からサラは忙しく動き回った・・・。

ラガス帝国での内政編になります。今後はサラ視点とレナ&アミル、ローゼ視点で書いていく予定です。


次回は、十八日六時の更新予定です。

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