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死闘の終わり

ユニークが10000を突破しました。PVも60000を突破しました。読んでくださった皆さんのお陰です。ありがとうございます。


ブクマ、評価などしていただけると励みになります。

魔族との戦いから二日後、三人は目を覚ました。最初に目覚めたのはレナであった。まず、レナは寝た状態で自分が今何処にいるか確認してからゆっくりと身体を起こした。両隣にはサラとアミルがまだ眠っている。


(ここはラガス帝国の城の中よね?私は、ラードに操られたサラちゃんとアミルと戦って・・・。ラードに逃げらた所までは覚えているんだけど。でも、倒れる直前に誰かの声が聞こえた様な気がするんだけど・・・。取り合えずサラちゃんとアミルが起きてからローゼに聞いてみようかな?)


レナは、サラとアミルの頭をそっと撫でる。レナは二人を撫でながら思った。今度は守れたと・・・。


その時サラとアミルが目を覚ます。まだ寝惚けた口調で言う。


「あれぇぇぇ?レナちゃん?」


「レナさん?」


「やっと眼が覚めたわね?と、言っても私もさっき目覚めたんだけどね。」


レナの言葉でようやく自分達がしたことを思い出した。そして勢いよく身体を起こした。


「痛いぃぃぃぃ❗」


「くぅぅぅ❗痛いですね❗」


二人は怪我をしていることを忘れていた。そのため悲鳴をあげることになった。


「怪我が治ってないのに、そんなに勢いよく起き上がったら痛いに決まってるじゃない❗」


そう言いながらレナはまた二人の頭を撫で始めた。二人はレナの優しさに涙を流しながら抱き付きながら言う。


「レナちゃん、ごめんね。私が操られたばっかりにクリスちゃんの仇がとれなくて・・・。」


「私も簡単に操られてしまい申し訳ありません。」


二人はレナに謝罪した。しかし、レナは首を振り答える。


「気にしなくていいわよ?私は、二人を守ることが今度は出来たから・・・。」


「レナちゃん・・・。」


「レナさん・・・。」


「さて、暗い話はここまでにして二人とも動ける?動けるならローゼに会いに行かないとね。」


と、その時扉が開いた。現れたのはローゼであった。


ローゼは、レナ達がベットで起き上がっているのを見て涙を流しながら飛び込んできた。


「痛いよぉぉぉぉ❗」


サラが悲鳴をあげた。レナとアミルはなんとか声を出すのを我慢した。ローゼは嬉しさのあまりベットいる三人に飛び付いたのである。叫びを聞き我に返ったローゼはすぐさま起き上がり謝る。


「申し訳ありません。怪我をされていることを忘れて飛び付いてしまいました。本当にごめんなさい。」


「サラちゃんが大袈裟なだけだから気にしないで?」


「そうですよ、サラさんが過剰にしすぎなんです。」


「えっ?私だけが悪者?おかしくない?二人だって痛かったでしょ?」


「サラちゃんみたいに悲鳴をあげる程じゃないわ。」


「私も同じですね。」


「絶対我慢してるよね?眼に涙が出てるよ?」


サラに言われ二人は目を触るが涙は出ていなかった。サラの誘導に引っ掛かったのである。


「やっぱり痛かったんじゃない❗」


「痛かったけど悲鳴をあげる程じゃないわよ?」


「そうですよ、サラさん。ローゼさんが可哀想じゃないですか?」


「結局、私が悪者になるのね・・・。」


三人のやり取りを聞いていたローゼはようやく微笑んだ。


「やっと笑ってくれたわね?」


「はい、皆さんがいつも通りだったのでつい・・・。」


「それでいいんですよ、ローゼさん。」


「そうだよ、私達は自分達で考えて行動した結果がこれなんだから気にしないの❗」


「ですが、皆さんには街を救っていただいた恩があります。」


「別にお礼はいらないわよ?クリスが守りたいと思ったローゼや街を私がクリスの意思を継いだだけなんだから。」


「レナちゃん、私だけがじゃなくて私達だよ❗」


「そうですよ、レナさん。クリスさんの意思は私達が継いだのですよ?」


「そうね、私達だね❗だから、気にしなくていいわよ?」


「ですが、何もお礼をしないのは・・・。」


ローゼが言い終わる前にサラが話を遮る。


「今の帝国に謝礼を出せる余裕があるの?」


「それは・・・。」


「街の人々は無事でも城で働いていた騎士やメイドそれ以外にも内政を取り仕切る人が居ないのに国として成り立つの?それなのに私達に払う謝礼があるの?」


「・・・。」


サラの正論になにも返せないローゼ。見かねたアミルがローゼに助け船を出す。


「そうですね、どうしてもお礼をしたいというなら私達の怪我が治り、旅立つまでここに住まわして頂けませんか?」


「そうね、宿代もバカにならないしね。それでいい、ローゼ?」


「それぐらいでしたら大丈夫ですが、本当にいいんですか?」


ローゼはサラを見て言った。


「レナちゃんとアミルさんがいいなら私はそれでいいよ?」


「決まりね❗そう言うことだからよろしくね、ローゼ。」


「はい❗」


「ローゼちゃん、早速で悪いんだけど何か食べるものない?お腹が空いちゃって・・・。」


ぐぅぅぅぅ❗


三人のお腹が音を立てた。ローゼは、笑いながら言う。


「すぐに用意しますから待っててください❗」


ローゼはすぐさま部屋を出て厨房に向かった。


「さて、今後の事なんだけど・・・。」


「レナちゃんはクリスさんの仇を探すんだよね?」


「そうなるわね。でも、どこにいるかわからないから・・・。」


「でしたら魔族の領域に来るのはどうですか?もしかしたら居るかもしれませんよ?」


「確かにそれもいいかもしれないわね。」


「そっか、レナちゃんは魔族の領域に行くんだ・・・。」


「サラさんはどうしますか?一緒に来ますか?」


「・・・。」


サラは、俯き考え込む。


「サラちゃん、ローゼを助けたいんだよね?」


「❗❗」


レナに考えを読まれ顔をあげるサラ。サラの顔を見て更に言う。


「帝国の今の状況を考えるならサラちゃんは適任だからね。ネフィル皇国での実績もあるし、サラちゃんほどの逸材は探してもそう簡単には見つからないからね。」


「そうなんだけど・・・。レナちゃんとアミルさんが旅立つまで考えさせて?」


「別にいいわよ?私達もすぐには旅立たないからね、アミル?」


「そうですね、傷が治ったら少しでもこの国に役立つことをしてからでも遅くはないと思いますし。」


「ありがとう。」


そこへ料理を運んできたローゼとメイドが現れた。


「皆さん、お待たせしました❗」


三人はベットからでてテーブルに向かう。料理が並べられ食べ始める三人。


互いに今後の事を考えながら・・・。




レナ達の今後の予定についてのお話でした。まだ少し帝国編が続きます、たぶん。



次回は、十七日六時の更新予定です。

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