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ギガンテスのスター  作者: シュウ
239/252

ザドス棲多慈亜無

「ねぇ、ロックとウィル君、

あなた達、いまひまみたいだし、

ベスボルに興味きょうみがあるようなら一緒に見に行く?」


「えっ!?良いんですか?姫様」

「ちょ~興味あるっす!」


「ええ、別にかまわないわよね?ジャンヌ」


「はい、ロックとウィルなら自分の身は自分で守れますし、

姫様の護衛ごえいそうあつくなりますから大丈夫ですよ」


「だって、ロック」


「では是非ぜひとも、おともさせて下さい!」

「あざ~っす!」


「それじゃ、まだ少し早いけど、

始めて行くロックやウィル君は競技場の見学とかもしたいだろうから、

これから向かうとしようかしら?」

「そうですね、あの競技場は色々と面白い場所が多いですから、

始めて行く2人には、見学の時間をもうけてあげた方がよろしいかもしれませんね」


「ありがとう御座います。

それは、とても楽しみです。

そう言えば、その競技場って何処どこにあるんですか?

王都をウィルと見物して回った時は、

それらしい建造物は見当たらなかったと思うんですが・・・」

「そう言えば、そうっすね」


「我が国でゆいいつ一のベスボル競技場である『ザドス棲多慈亜無すたじあむ』は、

ここ王都じゃ無くて、ビシバーシ城塞じょうさい都市にあるわよ」


「ビシバーシ城塞都市と申しますと、

確かズバーン・ビシバーシ侯爵閣下こうしゃくかっか御領地ごりょうちですよね?」

「『鉄壁てっぺきのビシバーシ』との異名いみょうをお持ちのビシバーシ閣下っすね」


「ええ、その通りよ、

お父様は、あまりスポーツに関心がありませんので、

大のベスボル好きで知られるズバーンおおおじ様の街に造られたのよ」


「不勉強で申しわけいんですが、

確か、ビシバーシ城塞都市って結構けっこう、王都から遠いんじゃありませんでしたっけ?」

「自分はまったく知らないっす。」


「ええ、そうよ、大おじ様のビシバーシ城塞都市は、

アルビナ王国との国境こっきょうに近い場所に位置してるわね」


「それでは、着くまでには、

かなりの時間をようするのでは無いのでしょうか?」

「自分らが全速で飛ばしても2日は掛かりそうっすね」


「ああ、それだったら心配は要らないわよ、

王城にある転移魔導具を使えば一瞬で向こうに行けるから」


「えっ!?そんな便利な魔導具があるんですか?」

「自分も初耳っす!」


「ええ、お爺様じいさまの御友人でもいらっしゃる、

コウガ王国のサスケ国王陛下が造られたと聞いているのだけれども、

非常に高価な魔導具だから、各国でも王族の関係者ぐらいにしか使えないそうよ」


「へ~、流石さすがは魔導具造りで知られるコウガ王国ですね、

多分、無闇むやみに量産しないっていうのは、

今は国同士の争いとか無くて平和で良いですけど、

万が一、戦争でも起きたら利用されねないからかも知れませんね」

「確かに、いきなり兵隊とかがあらわれたら大変っすね」

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