表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ギガンテスのスター  作者: シュウ
227/252

説明集会

「しかし、さっき村長殿との会話の中で、

ダンジョンを攻略こうりゃくしたと言っていた様だが、それは本当なのか?

何かの理由でダンジョンの中に入れなかったとか、

まさかとは思うがロック達でもかなわない様な、

とんでもない強さの魔獣が現われたとかの間違いじゃ無いよな?」


「ええ、間違い無くダンジョンを攻略して来ましたよ、

勿論もちろん、こんなに早く攻略が出来たのには理由がありますが、

ここじゃ何ですから村に入ってから説明をさせて下さい。」

「自分らはダンジョン攻略者っす!」

「ものすごいオマケも付いてるハニ!」


「それもそうだね、少ないとはいえ村の周囲にも魔獣が居るからね、

村に入って、落ち着いたところで話を聞かせてもらうとするかね」


ロック達とアンジェラや村の人々は、門を通って村の中へと入ると、

門を守る者や、防護壁の上で魔獣などの警戒けいかいに当たる数名を残して、

村の集会場に集まる事とした。


「ウィルとハニタロウもあかりを付けて回ってくれるか?」

集会場へと入ったロックが、壁の何ヶ所かに付いている灯り用の魔導具に、

みずからも魔力をそそぎながら、そう言った。


「了解っす!」

「オッケーだハニ!」

ロック達が手分けして魔力を注いで行くと、

集会場の中が魔導具のやわらかい灯りでたされたので、

アンジェラや村の人々が順番に席へと着いて行った。


「皆さん席に着かれた様なので、

俺の方からダンジョンについての説明をさせていただきます。」

皆が席に着いたのを見計みはからって、

一段高くなっている演壇えんだんに上がったロックが、そう発言はつげんをした。

「自分らは補足ほそくするっす。」

「ロックとちがった視点してんからの説明も必要かも知れないハニ。」

ロックと共に演壇に上がったウィルとハニタロウが、そう続けた。


「それでは、俺達がダンジョンの入り口に着いたところからの話を、

順を追って説明しますが・・・」

ロックが、ダンジョンに到着とうちゃくしてから、

その最下層さいかそうへといたるまでの道程みちのりを順に説明して行き、

ウィルやハニタロウが、その説明の補足や、

違った視点から気が付いた事などを追加していった。


「なる程ね、そう言う事だったのかい・・・

確かに、ダンジョンを造った魔族側の協力があれば、

やたらと早く攻略が進んだのにも納得なっとくが出来るね」

アンジェラが、そんな事もあるのかと多少たしょうきれた表情でげる


「ええ、まだ魔王の卵がおさなかった所為せいもあって、

ダンジョンが地下20階層しか無かったってのも、ありますしね」

「自分らなら楽勝だったっす!」

「地下100階層でも行けたハニ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ