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ギガンテスのスター  作者: シュウ
213/252

宮仕(みやづか)えの辛さ

「俺達も冒険者ギルドからクエストとして受けてるんで、

ダンジョンの攻略こうりゃくは最後まで進めますけど、

このダンジョンって何階層まであるんですか?」

あまり多いと面倒っすよね」

「普通のダンジョンは50~100階層ぐらいはあるハニ」


「はい普通、魔王様の卵を内包ないほうしたダンジョンとなると、

100階層ぐらいはザラなんですけど、

今回は魔王様の御卵が幼かった事もありまして、

全部で20階層となってります。」


「そのぐらいなら楽で良いか」

丁度良ちょうどいい感じっすね」

「ダンジョンとしては破格はかく容易よういさハニ」


「このまま皆さんに攻略していただけますと、

私共わたくしどもいたしましても大変助かります。」


「そう言えば、ヨンナーンさんみたいな階層のぬしって、

他の階層にも居るんですか?」

「普通はだんだん々強くなるっすよね」

「最後のボスはギリギリ勝てるぐらいの強さの方が、

展開的てんかいてきり上がるハニ!」


「はい、10階層、15階層、そして最後の20階層と、

あと3人のぬしります。」


「どうやって担当する階層とか決めたんですか?

やっぱり段々強くして行くとかですか?」

ぬしの実力によっては戦闘もあるっすかね?」

「魔族には好戦的こうせんてきな者も多いハニ」


「いえ、強さは関係無く、単純に年齢の順番となって居りまして、

私が一番若かったので、一番浅い階層の主となりました。」


「そもそも、何でヨンナーンさんが派遣はけんされたんですか?

お話した感じだとあらそごととか嫌いな様ですし、

そりゃ、俺達の攻撃を受けても死なない程に、

頑丈がんじょうな体をしていらっしゃるけど、

ダンジョンの主ってタイプじゃ無いですよね?」

「確かに体は異常な程に頑丈だったっす」

「魔族は元々、体が頑丈な物が多いハニから、

ヨンナーンさんは普通の魔族だハニ」


わたくし、こう見えまして魔族の島の役所やくしょつとめてりまして、

今回は、他の階層の主共ぬしともども々に上司じょうしの命令で派遣はけんされてまいりました。」


「いやいや、こう見えましてって頭のつののぞけば、

役所勤やくしょづとめの人のイメージにピッタリですよ・・・ってか、

魔族の島に役所があるんだ!?」

「何か問題が起きたら役人が派遣はけんされるってのはテンプレっすね」

「おえらいさんの息子が問題を起こして、

その尻拭しりぬぐいにひらの役人が派遣されるパターンだハニ」

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