↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ギガンテスのスター  作者: シュウ
100/252

直系・傍系

「「「ただいま~(っす!)」」」

買い物を済ませたロック達は、ガッポリ商会の面々に別れの挨拶と、

友達価格への割引の礼を告げるとホテルへと戻って来た。

ちなみに馬車以外の荷物は魔導バックに詰め込んでから、

ロックのアイテムボックスに収納しており、

馬車は、明朝の出発時にガッポリ商会で受け取る事になっている、

ホテルに戻ったロックらは、留守番をしていたアンジェラやファニーも交えて、

明日以降の予定を話し合う為に、カレン達の部屋を訪れる事とした。


「ああ、おかえり」

「お帰りなさいませロック様、ウィル君、

おかえり~お姉ちゃん」


「何か不自由とか無かったですか?アンジェラさん」

「良く無いホテル従業員が居たら、自分が瞬殺するっす!」


「ああ、全(まった)くと言って良い程無かったね、

流石(さすが)、一流と呼ばれるホテルだけの事はあるね、

奴隷や子供と見下す事は一切無く、普通の宿泊客としての扱いだったよ」

「美味しいお菓子とか、果実水を頂きました。」


「そうですか、それは良かったです。」

「ながれいし~っす!」


「そっちの買い物は上手く行ったのかい?」


「ええ、カネーちゃんの所で、必要な物は全部揃(ぜんぶそろ)えられたんで良かったです。」

「スマイル0ギルっす!」

「アンジェラさん!ロック様が私達の装備も揃えて下さったんだけど凄いんですよ!

ロック様、申し訳御座いませんが魔導バックをお出し頂いても宜(よろ)しいですか?」


「ああ、良いぜ」

ロックは、アイテムボックスから、

カレン達の荷物が詰め込まれた魔導バックを取り出して、

カレンへと手渡した。


「アンジェラさん、両掌(りょうてのひら)を上にして前に出してくれますか?」


「ああ、こうかい?」

アンジェラが、カレンに言われた通りに腕を出す


「これが、アンジェラさんの新しい武器ですよ」

カレンは、そう告げると魔導バックから出したハルバードを、

アンジェラの両掌の上に乗せた。


「うおっ!重っ!私の新しい武器だって?

この手触(てざわ)りからすると形はハルバードみたいだね、

しかし、この重さは・・・もしかして、黒魔鋼(こくまこう)製なのかい!?」


「おお、流石(さすが)ですねアンジェラさん、

重さだけで黒魔鋼製と気付くとは、お見それしました。」

「ながれいし~っす!」


「冒険者に取って黒魔鋼製の武器は憧(あこが)れの的だからね、

私も、とてもじゃないが手は出ないものの、

良く武器屋に行っては、親父さんに頼み込んで触(さわ)らせて貰(もら)ったものさ、

しかし、黒魔鋼製の武器とは随分(ずいぶん)と張り込んだものだが、

良いのかい?まだ、私の目が本当に治(なお)るか分からないってのに」


「ああ、そう言えばアンジェラさん達には、まだ言ってませんでしたが、

ウィルの伝手(つて)で水妖精王様には、お会いする事が出来るんですよ、

仲良くして頂いてるんで、俺達がお願いすれば多分(たぶん)治してくれると思うから、

その辺は大丈夫だと思いますよ」

「オオフナで降りた心算(つもり)で居て下さいっす!」


「カネーさんの話を聞いて規格外(きかくがい)の水妖精だと思っちゃいたが、

水妖精王様への取り次ぎが出来るって事は、

もしかして、ウィルは『直系(ちょっけい)』なのかい?」


「そうっす!自分は水妖精王様の『直系』っす!」


「通(どお)りでね・・・

ロックの土魔法が幾(いく)ら凄(すご)いとは言っても、

たった2人で、あのシャッキーン・バードを倒したなんて、

おかしいと思ったんだよ、

前代未聞(ぜんだいみもん)の優(すぐ)れた土魔法使いのロックと、

水妖精王様『直系』のウィルとで倒したってんなら、私も納得が行くね」


「ウィル、『直系』ってのは何(なん)なんだ?」


「水妖精王様に依(よ)って生み出された水妖精が『直系』っす!

それとは別に、水妖精王様の御姉妹に依り生み出された水妖精は『傍系(ぼうけい)』っす!」


「『直系』と『傍系』とでは能力とかが変わるのか?」


「全然、違うっすね、

沢山(たくさん)の水妖精の中から、一番優れた者が水妖精王様と成(な)られるんっすけど、

その時に、この世界を治(おさ)める女神様から『神力(しんりき)』っていう力を、

分け与えられるんっすよ、

うちら『直系』は、その『神力』を更(さら)に分け与えられているんっす」


「おおっ!神の力って書いて『神力』って、何か名前からして凄そうだよな」


「いや~、それ程でも有るっす!」


「まさか、ウィルが『直系』とはね・・・

私も、冒険者って職業柄、何度か妖精を見た事があるけど、

『直系』を見たのは初めてだね」

「へ~、ウィル君て凄いんだね」

「スゴイ!スゴイ!」


「いや~、自分なんてマダマダっす!

ロック先輩の元で、選(よ)り高みを目指すっすよ!」


「そりゃ心強いな、私達も負けずに頑張(がんば)るから宜しくな!」

「私も負けないからね!ウィル君」

「うん、負けない!」


「こりゃ、俺もウカウカしてられないな、

パーティー・リーダーの座を守る為にも、選り精進(しょうじん)していかなきゃな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。