表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サイドカーに罪を添えて〜理性的な外科医の特権愛〜  作者: 暁 美雲(あかつき・みくも)
【プロローグ】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/13

00-01.

※本作は、他サイトにて別タイトルで公開していた作品を、コンテスト応募にあたり大幅に改稿・ブラッシュアップした、完結済みの作品です。

※この作品ではお酒を取り扱っていますが、20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。





普段より丁寧にメイクをして、時間をかけてコーディネートした服を着て出掛ける、水曜の夜。

店のドアベルが澄んだ音色で私を迎え入れると、目に映るのは、いつもの席で待つ彼の横顔だ。


弘臣(ひろおみ)さん、こんばんは」

「ああ、来たか」


外科医の彼と、バーテンダーの私。

この店で偶然出会い、失恋の苦しみから逃れるために彼を『身代わり』にした、あの夜から6年。

私たちの時計の針は止まったままだ。

秘めた罪を背負ったまま、私は美しいオレンジ色のカクテル『サイドカー』を口に含む。

甘酸っぱい爽やかな味が口腔内を満たし、芳醇でフルーティーな香りが私の鼻腔を蕩かす。

カクテル言葉は『いつもふたりで』。


(このカクテルをいつか一緒に飲めたらいいのに……)


進まない関係を憂う私は、いつもこのカクテルに密かに願いを込める。


「どうかしたか?」

「……いいえ、別に何でもありませんよ」


歪だけれど温かで愛おしい水曜。

それが私たちの日常だった。


――あの事件が起きるまでは。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
連載お待ちしておりましたヽ(´▽`)/ 新たな気持ちで読ませていただきます(˶'ᵕ'˶ )︎ 楽しみです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ