LAZULI ~天井に~
※少しだけホラーです。
「LAZULI」本編開始時点より数か月前の晩秋のお話です。
ディートハルト17歳
エトワス19歳
翠19歳
他、同級生19歳
ザーッ
レバーを捻ると温かいお湯が流れ出す。
ファセリア帝国学院騎士科の学生寮に入って、もう4年目も残り半分を過ぎている今、この環境にはすっかり慣れて当たり前になっていたが、自分が生まれ育った環境を考えると、何て贅沢で幸せなんだろうと思う。特に、今日の様な寒い日は温かいお風呂が嬉しい。早く湯船に浸かろうと、ディートハルトはシャンプーの泡を勢いよくシャワーで流し始めた。
「?」
ふと、気配を感じた。
目の前の鏡には何も映っていない。湯気で完全に曇っているからだ。
「?」
振り返ってみても、ただ見慣れた壁があるだけだった。
『誰かいる?』
浴室の外――脱衣所を兼ねた洗面所に2人のルームメイトのうちどちらかがいて、ハミガキでもしているのだろうかと思い、風呂のドアを少し開けて確認してみるが、そこには誰の姿もなかった。
『変だな。気のせい……』
そう思い掛けたディートハルトの耳に、音が届いた。
「……アシ……」
「?」
眉を顰め、クルリと振り返って浴室を見るが、何も異常はない。再び脱衣所に視線を向けるが、そこも異常なしだった。
「アシ……ドコ……」
「!?」
か細い声が確かに聞こえた。
「え?え?」
キョロキョロと視線を彷徨わせるディートハルトの耳に、再び声が聞こえる。
「アシ……ドコ……」
「わーッ!」
恐怖に襲われ、ディートハルトは勢いよくバスルームを飛び出した。
「ッ!?ちょ、何、ディー君!?」
脱衣所を出た途端、たまたま通りかかった翠にぶつかった。
「泡だらけでビショビショじゃん」
「出た出た出た!」
慌てふためいた様子で訴えるディートハルトに、翠が呆れたような目を向ける。
「ゴキブリ?自分のスリッパで叩いてね」
「ゴキブリなんてこの部屋に出た事なかったのにな。燃やそうか?」
すぐ目の前にある共有スペースのテーブルで参考書とノートを広げていたエトワスが、眉を顰めてそう言った。
「やめなよ。E・Kの術の無駄遣い」
エトワスに苦笑いしている翠をディートハルトがキッと睨みつけた。
「ちげーよ!ゴキブリじゃねえよ!っつーか、惨い殺生しようとすんな!」
「じゃあ、何なのかちゃんと説明してよ。でも、その前にちゃんと風呂場で泡を流してから身体を拭いて、せめてパンツはいて来なよ。じゃないと、エトワス君の理性が多分飛ぶ」
「人聞きの悪い事を言うな」
とエトワスが抗議しているが、翠の言葉で意識してしまったのか、僅かに頬を染めてディートハルトから視線を逸らしている。
「エトワス、ゴキブリじゃねえからな!火事になるから燃やすなよ!」
翠の言った“理性が飛ぶ”を、エトワスが火の術を使うかもしれないと解釈したようで、ディートハルトは慌ててそう言うと、若干ビクビクしながらバスルームへと戻って行った。
「ええと、つまり、幽霊って事?」
改めてバスルームから戻ったディートハルトは、ルームメイト2人に不気味な気配と声の話をした。
「分かんねえけど、嘘じゃねえよ!」
半笑いしている翠をディートハルトがキッと睨みつける。
「足を、探してるって言ったのか?」
翠よりは真面目に聞いているのか、エトワスがそう尋ねた。
「うん。はっきりそうは言わなかったけど、“足、何処?”って聞こえた。3回くらい。同じに聞こえた」
「そうか……。今回は、不審者が潜んでるって訳じゃなさそうだな」
部屋を見回しエトワスが言う。以前、普通科の学生がディートハルトを襲おうとしてきた事があったからだ。彼は、魔物のような異様な姿をしていて、ディートハルトの事を“喰ワセロ”と言っていた。今回は、その様な怪しい人物や魔物の姿はない。
「空耳じゃないんなら、隣の部屋から聞こえたんじゃね?」
やはり信じていないのか、翠が言う。
「この部屋は一番端だし、隣から聞こえたんなら、俺達だって聞いているはずだろ」
エトワスの言う通り、バスルームは外壁側……つまり、建物の端側の個室なので、隣からの声が聞こえていたのなら、隣室と壁を挟んですぐの室内にいたエトワスと翠も同じ声を聞いていたはずだ。
「まあ、そうだね。でも、もう聞こえなかったんでしょ?」
「うん……」
ディートハルトは頷く。改めて、泡を洗い流すために浴室に戻ったが、その時は聞こえなかった。
「じゃあ、もう消えちゃったんでしょ」
「そうだな。明日、一応、隣の部屋の奴らにも聞いてみよう」
翠とエトワスの言葉に、ディートハルトは渋々頷く。
「あ、じゃあさ、嫌じゃなければ……っつーか、迷惑じゃなければ、おれ、今日はエトワスと一緒に寝ていい?」
「……」
モジモジしながら恥ずかしそうに上目遣いで尋ねるディートハルトに、エトワスは軽く目を見開いて固まっている。
「あ、ほら、おれのベッドってバスルームに近いし?あと、あれが幽霊で、また出て来たらどうしたらいいのか分かんねえから……」
「……あ、そ、そうだよな。い、いいぞ」
ぎこちない笑顔のエトワスを見て、翠がニヤニヤ笑っている。
「なるべく邪魔にならないように、ベッドの端っこに寄るから」
「いいんだよ、ディー君。遠慮しないでくっついて寝なよ。その方があったかくて、お互いにメリットがあるからさ」
翠の言葉に納得したのか、ディートハルトはエトワスにピッタリとくっついて眠っていた。そう、ぐっすり眠っていた。怯えていたわりに、スヤスヤと心地よさげな寝息と共に快眠を貪っている。
「……(眠れない……!)」
一方、エトワスは目が冴えていた。ディートハルトが背中にくっついているので温かいのだが、何だか緊張して眠れなかった。そして、個人用の机を挟んだ隣の個人スペースのベッドからも、“スゥ、スゥ”と穏やかな寝息が聞こえて来る。翠もよく眠っているようだった。
「……(あと何時間耐えたらいいんだ?)」
枕もとの時計で時刻を確かめたいが、動くとディートハルトを起こしてしまいそうで、それは出来なかった。
「……コ」
「?」
不意に、闇の中で何か聞こえ気がした。
「……ドコ」
細い声のような物が聞こえた。性別の判別は付かない声だった。
「アシ……ドコ……」
「!」
今度ははっきりと聞こえた。ディートハルトの話した通り、「足、何処?」と言っているようだ。そして、これもディートハルトが言っていた通りで気配もある。エトワスはゆっくり上半身を起こして周囲に注意を向けた。
「アシ……ドコ……」
声がどこから聞こえてくるのかは分からないが、少なくとも隣の部屋からではないようだった。
『外か?』
ベッドを抜け出し、すぐ枕元側にある窓に寄ってカーテンを開けてみるが、夜の景色……学生寮の周囲の暗い林が見えているだけで、他に異変はない。
「……えとわす?」
眠そうな声が名前を呼ぶ。これは、ディートハルトの声だった。目を覚ましたらしい。
「お前の言った通りだった。声がした」
エトワスがそう話した直後に、正体不明の声がする。
「アシ……ドコ……」
「!」
ディートハルトは息を呑み、ベッドの上で身を縮めた。
「明かりをつけてくる」
部屋の照明のスイッチは、部屋の出入口のドアの横にある。
「待って、おれも!」
一人残されるのが怖いのか、ディートハルトが慌ててベッドを下りた。
「ディートハルトは、翠を起こしてくれ」
「え、あ、うん」
躊躇ったものの、ディートハルトは言われた通り、すぐ隣の個人スペースを覗き翠を呼んだ。
「翠!翠!」
「何……?夜間特別訓練?」
目を覚ました翠が、眠そうに言う。
「じゃなくて、出たんだよ!」
「ゴキブリ?」
「だから、ちげーよ!」
カチリ
その瞬間、部屋が明るくなった。エトワスが部屋の照明をつけたからだ。
「……」
3人それぞれが部屋の中を見回すが、特に変わったところはない。
「アシ……ドコ……」
再び、声がして、ディートハルトがビクッと体を震わせる。
「おっと」
目を瞬かせた翠が、驚いた様子で呟いた。
「ほら、ほら、な?嘘じゃなかっただろ?」
「気配はあるけど、姿は見えないな」
そう言いながらエトワスが近くまで戻って来る。
「アシ……ドコ……」
「しし、しんぷしゃまよ呼ぶ?」
「ディー君、言えてないよ。神父様ね。でも、教会ってどこだっけ?呼ぶにしても明日の朝じゃなきゃねぇ」
翠はノンビリそう言って、ベッドを下りると共有スペースにある冷蔵庫に向かった。中に入っていた炭酸水の瓶を一本取り出し、蓋を開ける。
「ブフォッッ!!!」
炭酸水を飲もうと天井を仰いだところで、翠が盛大に吹き出した。そして、咳き込みながら天井を指さす。つられるように、ディートハルトとエトワスが視線を向けた。
「!」
「わーーーッ!!」
エトワスは目を見開き、ディートハルトは悲鳴を上げて勢いよくエトワスにしがみ付いた。
翠の指さした先、天井に、人の姿があった。
長い黒髪を垂らした頭と両腕だけが、逆さまになってそこに生えていた。漆黒の髪に隠れた顔は見えず、何も纏っていない長く伸びた腕はその爪先まで濁った灰色をしている。
「これは……ディー君の言う通り神父様向け案件?」
ふざけた調子で言いながらも、翠は後退りし表情は戸惑っている。
「魔物なら対処できるけど……」
エトワスも眉を顰めた。普通の魔物であれば、騎士科の学生らしく剣……は天井まで届かないので、術で攻撃し駆除する事はできるだろうが……。
「ダメだよ!攻撃したら呪われる!ヤバイって!」
エトワスにしがみついたまま、ディートハルトが訴える。
「うぅわっ!こっち来るッ!?」
天井から生えた頭と腕がディートハルトとエトワスがいる方へ移動し始めた。
「逃げるぞ!」
攻撃していいものかどうか分からないため、エトワスが促す。ひとまず3人は部屋を出る事にした。
急いで部屋を出て扉を閉める。
真夜中の学生寮の廊下は、薄暗い照明の中、静まり返っていて不気味に見えた。
「ど、どうすんの?」
不安そうにディートハルトが尋ねる。相変わらず子供のようにエトワスにくっついていた。ディートハルトの問いに答えるかの様に、扉の向こうで何かカリカリという音がしている。爪か何かで引っ掻いているような音だった。
カチャ
と、音がする。ドアノブに手を掛けているのかもしれない。
「鍵鍵!鍵掛けて!」
ディートハルトが声を上げる。
「いやぁ、流石に。就寝中だったから鍵は持ってねえわ」
口調だけはノンビリと翠が言う。
ガチャ、ガチャ……ガチャ
上手く握れないのか、まだ扉は開かないがドアノブが動いていた。
「早く!逃げよう!」
ディートハルトがそう言った直後、ガチャリという音と共に扉が開いた。
「!」
開いた扉は3人の部屋ではなく、すぐ隣の部屋だった。
「お前ら、何騒いでんだ?真夜中にうるせえぞ」
部屋から出て来た同級生が、眠そうな顔で眉を顰めて言う。
「悪い。ちょっと問題が起きてるんだ」
エトワスが答えた。
「問題って?」
「出たんだよ!」
エトワスより先にそう言ったディートハルトの言葉に、同級生は目を瞬かせた。
「ゴキブリか?叩けばいいだろ」
「何でお前ら、“ゴキブリイコール叩け”って発想しかねえんだよ?ちげーよ!」
「フレイク、うるせえぞ」
さらにもう一人、同じ部屋から別の同級生が現れた。続いてもう一人も出て来る。
「ゴキブリじゃなくてさ、なんか妙な奴がオレらの部屋に出たんだよ」
「また、フレイクんとこに普通科の学生が喧嘩売りに来たのか?何でもいいけど、来るならせめて明るいうちに来いって言えよ」
翠の説明に、“ゴキブリ”発言をした同級生が欠伸混じりに言う。
「いや、あいつじゃなくて……」
エトワスがそう言い掛けたところで、とうとうディートハルト達3人の部屋の扉が開いた。
ギ、ギィ……
軋んだ音と共にゆっくり扉が開く。
「!?」
その場にいる全員が、息を呑む。
ゆっくりと開かれた扉の先は、この学生寮の全ての部屋と同じ造りの、三人部屋の風景が見えているだけだった。
しかし、開かれた扉そのものの内側に、ドアノブを握った状態で人の頭と腕が生えていた。
「うぅわーッ!!!」
「ふあぁッ!?」
ディートハルトは息を呑み、隣の部屋の同級生2人が叫んでいる。
ボトリ……
と、重たげに床に落ちた頭と腕は、学生6人に向かいズルリ……ズルリと腕を使って前進し始めた。
「おい、フレイク!お前、何かヤバイ奴に恨みを買うような事をしたんだろう!」
叫ばなかった残り一人の同級生が、ディートハルトに向かい怒鳴っている。
「ハァッ!?ふざけんな!なんでおれのせいになるんだ!」
威勢よく言い返し同級生を睨みつけているが、ディートハルトはしっかりとエトワスの腕を掴んでいた。
「アシ……ドコ……」
か細い声が聞こえ、隣の部屋の同級生達3人とディートハルトが固まる。
「!」
数秒後、同級生2人は踵を返して駆け出して逃げていった。
「おれ達も逃げよう!」
そう言ってディートハルトがエトワスの腕を引いた時だった。
タッ タッ タッ タッ
と、足音が響いて来た。逃げ出していった隣の部屋の同級生ではない。逆に、こちらに向かって走って近付いて来る音だった。
「誰か、叫んでたみたいだけど大丈夫かー!?」
そう言いながら廊下の角を曲がり姿を現したのは、また別の同級生だった。
「主に、ディー君がね」
振り返った翠が、ノンビリと答える。
ジリ、ジリ……と、頭と腕だけの“何か”が這い寄ってくるため、その場に残っている4人もジリジリと後退りしている。
「お、おれだけじゃねえよ!」
「ジェスの部屋って3階の向こう側の端だったよな?そんなところまで声が聞こえたのか?」
エトワスが、少し驚いた様に言う。今彼らがいるのは4階だった。
「いや、ちょうど4階に上がろうとしてて、こっちの階段近くにいたんだよ」
姿を現したばかりの同級生、ジェスはそう言って、“何か”に視線を向けた。
床だと落ち着かないのか、“何か”は壁を這いあがり、元通りズルズルと天井へ向かって移動しようとしている。
「ジェス君、ビビんないんだね」
“何か”を見ても平然としているジェスに、翠が言う。
「ああ、最初見た時はビックリしたけど。俺は、こいつを探してたんだ」
「え?」
落ち着いて答えたジェスに、4人が一斉に注目する。
「探してたって?」
「一体、何なんだこいつは?」
「どういう事だ?」
翠、エトワス、隣の部屋の同級生が同時に口を開く。ディートハルトだけは、不安げに頭上を見上げ“何か”の動きを確認していた。
「こいつは、あたまとうでだけなんだ」
「頭と腕だけなのは、見れば分かる。魔物なのか?」
ジェスの言葉に、エトワスがもう一度尋ねた。
「いや、頭と腕だけだって言ってるんじゃなくて、名前だよ。“アタマトウデダケ”。キノコの一種だよ」
「は!?」
「はぁッ!?」
「キノコ!?」
一瞬の沈黙の後、エトワス、翠、隣の部屋の同級生が声を上げる。3人が意表を突かれて目を丸くする一方で、ディートハルトだけは少しホッとしたような表情を見せていた。
「マジで!?」
「ああ。普通科に友達がいてさ、そいつ、生物部なんだけど、レーヌ地方の南の森から珍しいキノコを採取してきて部室で大切に育ててたら、大切にしすぎてめっちゃ育っちゃったらしくてさ。スゲェ活発に活動するようになって、手に負えないって思ってた矢先に脱走しちゃったから、騎士科の俺に何とかして欲しいって依頼されたって訳だ」
「……どこからツッコめばいいか、分からないな」
エトワスの言葉に、隣の部屋の同級生が頷く。
「ああ」
「だけど、あいつ、喋ってたぞ。“足は何処だ?”って自分の足を探してる感じだった。しかも移動してるし!」
ディートハルトが気味悪そうに言う。
「珍しいキノコだからさ。喋るし移動するらしい」
ジェスがあっさりと答えた。
「“珍しい”の一言で片づけんな!」
「俺に言われてもな。って言うか、“足は何処?”って、フレイクの勘違いだよ」
プリプリ怒っているディートハルトにジェスが笑いながら言う。
「“足は何処?”じゃなくて、“明日は何処に行こうかな?”って言ってるんだ。活舌があんまりよくないみたいでさ、俺も最初聞いた時は聞き取りにくかったんだけど、よく聞けば分かるぞ。口癖みたいなもんだよ。ポジティブで活動的なキノコだよな」
「……」
ディートハルトは絶句し、翠がボソリと言う。
「マジで、どっからツッコめばいいのか分かんねぇな」
「まあ、じゃあ、細かいところは置いといてキノコだと信じるとして、無害なのか?」
エトワスが尋ねた。
「ああ、動き回るだけらしい。毒キノコじゃないから、食えるってさ。しかも美味いらしい」
「こんなもん、誰が食うか!っつーか、包丁で切ろうとしたり、煮込もうとしたりしたら、こいつ絶対“ギャー、助けてー”って、断末魔の悲鳴上げるだろ!」
ディートハルトが声を上げると、翠が半笑いしながら同意した。
「だよねぇ」
「お前ら、騎士科のクセに情けねぇな。まあ、食用っつーより、観賞用らしいけどな」
「誰が鑑賞すんだ。怖ぇよ!」
ディートハルトの言葉を聞き、ジェスがフフっと笑う。
「フレイクは、ガキだなぁ」
「うるせえ!」
ふんわりと優しい視線に腹が立つ。
「それで、あれは、どうするんだ?お前が回収するのか?」
エトワスの問いに、ジェスが頷いた。
「ああ、友達んとこに持って帰るよ。捕まえるから、お前らもちょっと手伝ってくれ」
こうして、天井を這いまわって逃げるキノコは2時間後には無事に捕まり、ジェスに抱えられ友人のもとへと届けられた。
しかし、這いずり回ったせいで胞子が広範囲にわたり散っていたらしく、無数の“アタマトウデダケ”があちこちから生えて来て、それから数週間の間、事情を知らない他の学生達の悲鳴が学生寮中に響き続ける事となった。




