甘ったるい孤独
ソフィアの美味い飯の跡かたもねえランチボックスを片付けて、食堂でちょっと休憩。女の子たち、また携帯で絵文字使って通信してる。まるでスパイが暗号交換してるみたい。心の中でニヤリ。彼女らの機転に感心。
ジェニファー、伸びして、欠伸。「この飯、味のスペクタクルだったな。デザートは何だ?」目、キラッと光る。
口あんぐり。デザート? やっと食い終わったばっかだろ!って思う。肘、テーブルに置く。ソフィア、平然とバッグからまた箱出す。中開けると、イモヨウカンっぽいけど、甘い香り強くて、黄と黒混じりの色。チョコ?って首傾げる。
《これはボンボン・デュルセ、さつまいもとチョコの組み合わせよ》と、ソフィア、目がキラキラ。《普段、デザートで少量食べて、新鮮チーズと一緒にね。》丁寧にみんな分けてくれる。
ジェニファー、待たず一口。 「すげえ甘い! 最高!」と、勢いよく味わう。頬、幸せでパンパン。
俺、満腹だけどソフィアをがっかりさせたくねえ。自分の分取ってかじる。ジェニファー言う通り、めっちゃ甘い。ちょっとくどいくらい。唯一気になるのは指に残るネチャネチャ感。ナプキンで拭いて、丁寧に笑う。《めっちゃいいよ、甘党じゃねえけど》と、ソフィアに感謝の気持ちで身を乗り出す。
エネルギーチャージしたんで、整理の時間。ヒマワリ先生と話したこと伝える。スジン募集手伝って、手話基本教えるって。二人、考え込む。新聞、首掻いて、反応待つ。
ジェニファー、腕組んで沈黙破る。「ヒマワリ先生の善意、ありがてえけど、2日で十分覚えてスジンを説得できるか確信あるか?」
首振って、ため息。「十分かどうかは分からねえけど、昨夜から必死で練習してきた。どうにかして入ってもらう。」トーン、ガチ。内心、プレッシャー感じてる。
ソフィア、真面目な顔で下目。《ミツキ、知ってる? スジン、悲しいんだと思う。俺、話せる相手いてラッキーだったけど、彼女、ヒマワリ先生だけが話せる相手で、しかも課題だけ…》声、ちょっと震えて、共感見せる。《めっちゃ孤独だろうね。》
その言葉、胸に刺さる。ゆっくり頷いて、唇噛む。《心配すんな、ソフィア。語学クラブ救えなくても、スジンに近づく努力続けるよ。》安心させる笑顔。
彼女、肩すくめて、恥ずかしげな笑顔。軽いため息。《そこまで行かないでほしいな》と、目にもう少し元気な輝き。
一人で考え事歩くのは分かるけど、スジンの方がヤバい。計り知れねえ孤独、吐き出せる場所もねえ。状況、完全には分からねえけど、なんとかしたい。前に身を乗り出して、決意。なんとかするぜ、って心で呟く。ミッションの重さ感じる。




