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ダチョウのよう

ソフィアはまるで歌のようなスペイン語でペラペラと話しかけてくる:

《おはよう、ミツキ! 宿題とあのアドバイス、めっちゃ助かったよ。でも、クラスメートの名前を一晩で覚えなきゃいけなくて、ほとんど寝れなかったんだよね、ネ》

俺はニコッと笑って答える。《大丈夫、気にしないで。君のその頑張り、めっちゃ本気だよね。逆境を乗り越える気合いがすごいよ》


《¿そうかな?》彼女はクスクスと笑い、《でもさ、なんか問題を別の問題にすり替えただけって感じ》

その答えにハッとちょっと戸惑う。《どういうこと?》

《うーん、ほら、前にアルゼンチンの私の家を出るとき、いつもダチョウみたいに歩いてたんだ、知ってる? 首をキョロキョロして、怪しい人とか危ない目に遭わないように気をつけながら、だってあの辺りは全然安全じゃなかったから、ネ。今も同じことしてる…でも、今度は生徒が近づいてこないかチェックして、どんな話をするか考えるの。街は変わったけど、いつも警戒してるのよ。ただ、怖いものが変わっただけ》


(この子、めっちゃエネルギッシュだし、錬金術師の素質あるんじゃない?)彼女の溢れるパワーを思いながらジーンと考える。


プッと笑っちゃうけど、ソフィアは少し疑問を帯びた口調で続ける:《でもさ、ちょっとした言葉や小技でどこまでこのカモフラージュを続けられるかな》

ソフィアは決意を見せるように、ビシッとポーズを決める。《頑張るよ、ちょっとでも…》


突然、彼女は視線をスッと落とす。(…顔、赤くなってる?)


《どうしたの?》俺はキョトンと尋ねる。


《え、なんでもないよ、気にしないで》彼女は慌てて手をブンブンと振って、《あ、そうそう! 提案なんだけど、クラブ一緒に作らない? 君のポイントと私のポイント合わせて、語学クラブ作って、教えてよ、ネ!》

(実はポイント稼ぎにそんなアイデア考えてたんだよね…でも…)俺はムムッと考える。

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