FILE:7 いきなり嬉しい事件がやって来た!
校長先生がいきなりやって来て隣には上田さんの姿があった。
「その代わり後でお礼してあげるから許してねッ! 急用と言うのは見て分かると思いますが、上田さんも来させていただきました。
実は、上田さんは親がいなくて施設暮らしを現在しているのですが、君の家庭状況と犯罪捜査刑事としての評判とか、君が女子に対して性的問題を起こしていないかを少し調査させて頂いたのですが、どれも合格していると判断させていただきました」
「そう言ってもらえるとすごく嬉しいです。ありがとうございます」
「それで上田さんは、11歳の時から施設暮らしなので少しでも普通の暮らしをさせてあげたいと言う校長先生の気持ちがありまして上田さん本人とも話し合ってみたところ、出来ることならしてみたいと言う意見で、もし普通の暮らしが出来るとしたら何処の家が良いのかアンケート感覚で聞いてみたら餅田くんの家が良いって恥ずかしそうに話してくれたので、それなら実現できるかもと思いまして施設の人とも話し合いをしてみたところ相手側の家の人、つまり君が許可してくれるならぜんぜん問題はありませんと言うご意見だったので本日、お休みの中訪問させて頂きました」
僕は、少し恥ずかしそうにこう話す。
「ですが僕は、現在一人暮らしで男性ですし上田さんは異性になってしまうので一緒に暮らすとなると大丈夫なのかなって言うのがあるのですが」
「仮に二人が興味を持ったのなら恋愛関係になっても特に問題は、起きないから安心して良いよ」
僕は、少し顔を真っ赤にしながらこう話す。
「恋愛関係には、ならないと思いますよ。上田さんみたいな可愛い女子にはカッコいい男性に惚れると思いますから。 でも上田さんにとってその環境の方が良いなら僕は、構いません。後は校長先生にお任せ致します」
すると校長先生は、いきなり、はりきりながらこう言った。
「分かりました! それならさっそく手続きをしてきますので。 それじゃ上田さんここで少し待っててくださいね」
「はい、分かりました。色々ありがとうございます」
そして校長先生は、手続きをするため出掛けに行った。
僕は、少し女子と二人きりと言う事もあり少し興奮していた。
上田さんは、顔が何故か真っ赤になっていて嬉しいそうな表情をしており話しかけてくる。
「あの、本当に私のわがままを聞いてくださってありがとうございます! 」
「いえいえ!僕は、施設暮らしがどんな感じかは残念ながら知らないけど良い暮らしでは無いことは分かりますので、僕で良かったら普通の暮らしをと思いましたので」
するといきなり椅子を立って僕のところにやって来て僕を抱き締めながら軽く口にキスをしてくれた。
僕は、女子からされたことが無かったのですごく興奮してしまった。
「いきなりどうしたんですか? 」
「今のは、本当にありがとうって言うキスだよ! 別に変な意味とかじゃないよ。それにこれからは良かったら普通に話しませんか? その方が過ごしやすいと思うので」
「上田さんが良いならもちろん良いよ。 だけどいきなりだったからビックリしたよ」
するとすごく恥ずかしそうに小さな声でこう言った。
「私からキスをすることは、今まで無かったんだからね」
「ありがとう。そう言えば着替えの服とかは、どうするの? 」
「服なら最低限ならあるから大丈夫だよ。 夏休みなのに居てくれて助かったよ。仕事の捜査の方は大丈夫なの? 」
僕は、少し苦笑いをしながらこう言った。
「大丈夫だよ。基本的に学校が夏休み期間中は、仕事は休みだから。と言っても今日も少し仕事が外で発生したけどね」
「そうなんだ。本当に捜査って言うだけあって大変だね。しかも外で遭遇する可能性もあるって大変すぎだよね」
「僕もまさか外で遭遇するとは、驚いたからね。あれからいじめられたりは、しなくなった? 」
「今はもう大丈夫だよ。 今は、普通に学校生活も過ごせてるから」
「それなら良かった。もしまたいじめられていたらって思うからね」




