FILE:5 彼女の家に
僕は、藤本さんのスカートが捲れないように後は本人が押さえてくれるため前を押さえていた。
藤本さんは、少しずつ興奮してしまいながらこう思っていた。
「他の人なら不快に感じると思うけど、彼なら押さえてくれてるなら当たっても不快に感じないなぁ。逆に何だか嬉しい気分になってきちゃうよ」
それから30分後藤本さんの家に無事についた。
「今日は本当にありがとうございます! さっきは変態って言ってごめんなさい」
「謝らなくて良いですよ。僕は、変態ですから」
顔を赤くしながらこう言ってくれた。
「変態なんかじゃないよ。 せっかくだから家に入っていくと良いよ」
「いえ、僕は、良いです。しっかりした犯罪捜査刑事になるために学習したり学校の事も学んでいなかないといけないからね」
「それなら私が学校について教えてあげるよ! 」
「良いんですか? 」
「私が被害に遭わないように守ってくれたお礼だよ。それじゃ中に入ろう? 早くしないと他の人に観られたら恥ずかしいから」
「分かりました! それじゃお邪魔させていただきますね」
そして家に上がると結構散らかっていた。でも僕は、その言うのを見て好印象を持った。
「少し散らかってるけどごめんね。それじゃ私は、部屋で着替えてくるから玄関で待っててくれるかな? 」
「分かりました! 待っておきますね」
それから藤本さんは、二階の自分の部屋に入って着替える。
僕は、待ちながらこう思っていた。
「この散らかり具合が良いな。綺麗のも悪くはないけど散らかってる方が僕のタイプなんだよね」
そして着替え終わり下に降りてくるときに足を滑らしてしまった。
「お待たせ~ きゃっ! 」
僕は、下に落ちてくる藤本さんを何とか抱く格好になりながらも助けた。
すると藤本さんは、顔を真っ赤にしながらこう話す。
「ごめんなさい。滑らしてしまったから、でも助けてくれてありがとう」
「いえいえ!ぜんぜん良いよ」
「それじゃ私の部屋に来て!学校について話すから」
「ありがとうございます!上がるときは、転けないように注意してね」
「大丈夫だよ!私はそこまでドジっ娘じゃないから」
そして藤本さんの部屋に入りゆっくりと座る。
「何だか緊張してくるなぁ。女の子の部屋に入ることなんて無かったからね」
「そうだったんだ。だからと言って変なことしないでよ」
「しませんよ」
「冗談だよ! ウチの学校は女子高って言うのは知ってるよね。色んな事情を抱えた女の子が集まってるからね。 引っ込み思案な人や少し自ら変態気味の人もいれば、いじめるのが好きな人もいたり、コミュニケーションが上手くとれない人など話しているときりがないくらいいるからね」
「そうなんですか。 でも変態気味の人は少し困るかもね」
「そうだね。他は校内で仲の良い人が少ないらしくて先生に聞いて観たことがあって聞いてみたら例えば男女共学の場合だと少しいじめようとしても回りに男子がいると自分のイメージに影響が出てもって考えていじめるのをやめたりする人もいたり、反対に女子しかいないと言うところでいじめやすくなる場合もあったりするからって話していたね」
「そう考えると女子校も楽しいことばかりじゃないんですね。てっきり男子がいないからその分女子からしたら幸せな環境なんだと思ってました」
「だから餅田くんが何とか捜査として来てくれて嬉しいよ」
「ちなみに犯罪捜査刑事って言うらしいです」
「そうなんだ! 後は、この学校の生徒は彼氏がいる割合が少なすぎるらしいよ。確かに女子校だから少ないのは当たり前なんだけど、校外は男子もいるわけだからね。 ただウチの学校は彼氏がいないのが普通の世界だから一人彼氏が出来たことが分かると、いじめの的になってしまうからなぁ」