FILE:4 訳あり生徒に遭遇
僕は、いきなり女子校犯罪捜査刑事になることになり少しパニックになっていた。
「どうしよう。まさか本当に自分がなるなんて思ってなかったからな。取り敢えず今は落ち着いて校長先生が書いてくれている所には、『学校について知るため色んな場所を回って見学しよう』って書いてあるから回ってみよう」
それから僕は、犯罪捜査刑事の札を着けて歩いてみることにした。
するとさっそく僕は、トラブルに遭遇そうぐうしてしまう。
女子生徒が前を歩いてると少し風が吹き、スカートが捲れてしまいいきなりなんと下着ではなくお尻が見えてしまったのだ。
僕は、興奮してきたが嫌われることを覚悟した上で問題が拡がらないように落ち着いて話しかけることにした。
「すいません。少し良いですか? 」
すると僕の方を振り向いてこう話してきた。
「どうしたんですか? てか何故男性がここにいるのですか? 」
「僕は、2学期最初の朝会で校長先生から紹介してもらえる予定なのですが今日からこの学校の犯罪捜査刑事に就任しまして今、学校を見学させていただいていたら話しにくい事なんですが、先ほどスカートが捲れてしまったときにお尻が見えたので、もしかして履かれていないのかなと思い声を掛けさせて頂きました。観るつもりは無かったです。すいません」
「変態捜査でもしてるのか? 」
「違います! ただ履かれていないとしたら危ないと思いまして嫌われることを覚悟して話しかけさせて頂きました」
すると女子は、少し顔を赤くしながら小さな声でこう話す。
「実は、今日午前中雨が降ってましたよね? 」
「そうでしたね。 今は天候が回復してますが朝は、警報が出そうなぐらいでしたね」
「登校してる時にまともに下着が雨で濡れてしまって幸いスカートはタオルで拭いたら大丈夫だったのですが、下着はびしょ濡れで気持ち悪くて保健室に行って保健室の先生に聞いて替えがないか聞いてみたら、今、他の生徒も替えがないか聞きにきて下着を渡したから今、無いんですって言われたから私は、教室を出てトイレで下着を脱いで仕方がないからカバンに直したんだよ。それでこうなったんだよ。どうしてくれるんだよ! お尻を見られたからにはそのまま返すわけにはいかないね」
僕は、慌てながらこう言った。
「どうしたら良いんですか? 本当にごめんなさい」
すると可愛い顔をして恥ずかしそうにしながら僕にこう言った。
「それじゃ下校するときに家までスカートが捲れないように押さえといてくれない? そうしたら許してあげるし、悪気は無かったと言うことで変態って言ったことも訂正してあげてもいいよ」
「うん、分かったってそれは出来ないよ。そんなことしたら君のお尻や前に手が当たってしまうし僕が痴漢と回りから間違われてしまうよ」
「大丈夫だよ。仮にもし聞かれても私が誤魔化したら良いし、それに私が悲鳴をあげたりしなければ何も言わないよ。 それに確かにお尻に手が当たってしまうのは嫌だけどスカートが捲れて他の人に
見られてしまう方が、すごくもっと嫌だから。だから下校するときはお願い! 」
「分かりました!僕が守ってあげます」
「ありがとうございます! 私は2年1組の藤本 磨奈まなと言います。それじゃ下校するときにお願いしますね」
こうして僕は、下校するときに藤本さんを家まで一緒に帰ってあげることになった。
そして下校時間になり僕は、門のところで待っていた。すると藤本さんがやって来た。
「少し遅くなってごめんね。 授業が長引いたからね。それじゃ早歩きしながら押さえてくれるかな? 」
「分かりました! 当たってしまうかもしれませんが、声は出さないようにしてくださいね」
「分かってますよ! 私はお尻を押さえておくから前頼むよ。それじゃ帰ろうか? 」
僕は、藤本さんのスカートが捲れないように前を押さえながら歩いていく。
しかしやはり軽く当たってしまうため藤本さんは、少し興奮ぎみだったが頑張って押さえる。