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FILE:18 体育祭

 僕は、何とか酷すぎる事件を解決することが出来て少しほっとしていた。


 その後朝日さんの体調も体育祭には残念ながら出場はできないものの少しずつ回復していっており問題は無さそうである。


 そして体育祭当日を向かえたくさんのお客さんが学校に集まってくれていて僕も嬉しかった。しかし僕は、体育祭始まる2日ほど前に校長先生から一つ依頼が来ていたのだ。


「餅田くん、お願いしたいことがあるのですがよろしいですか? 」


「いきなり改まってどうされたのですか」


「実は、体育祭の実況をしてほしいのですが、どうですか? 」


 僕は、いきなり実況をしてほしいと言われ困っていた。


「いきなり実況と言われましてもスポーツ中継じゃないんですから」


「うちの学校は地方のテレビ局で生中継されるんです。女子校なのにすごく感動したシーンが多かったり人気が高いので毎年生中継させてくださいってテレビ局から依頼がくるんです」


「そうなんですか! それは知らなかったです。でも僕で良かったら上手く出来るかわかりますがさせて頂きますよ」


 すると校長先生は、喜びながらこう言った。


「ありがとうございます。助かります! 私暑すぎるところダメなんです。一昨年に一度実況をさせていただいたら終わった直後に倒れて酷い熱中症って言われました。 それ以来夏場は警戒しているんです。熱中症にならないように」


「確かに今年は、少し気温が秋らしさがありますが一昨年とかは9月でも昼間に33℃を計測したりしてましたからね。任せてください」


 こうして僕は、体育祭の実況を担当することになった。


 体育祭が9時丁度になり開会式が始まるのと同時にテレビ中継も始まる。


「今年は、少し気温が落ち着いた環境に恵まれての開催になりました。この時間は、本校の体育祭の模様を実況 餅田 将と解説には本校OGの西本 彩芽あやめさんにお越しいただきました。 西本さん宜しくお願い致します」


「宜しくお願い致します」


「今、開会式が行われています。皆さん良い感じに並んでいます」


 それから開会式が終わり競技が始まりいきなり玉入れが始まり僕は、驚いていたのだ。その理由は確かにプログラム表にも玉入れの表記があったのですが本当にまさかするとは思っていなかったからである。理由は西本さんに聞いてみることにした。


「両チームとも得点を積み重ねて行っております。やや赤組の方が多いでしょうか? ただ何故玉入れがプログラムに入っているのかが気になるのですが西本さんは、どう思われますか? 」


「確かに体育祭としては、少し変わっていますが女子生徒だけなので見ていると可愛く見えてきますし面白いと思いますよ」


 その後玉入れは、赤組が勝ち、次の障害物ミニリレーは白組が勝利を納めて、色んな競技をその後も行っていきいよいよ最終戦のプログラムとなる、リレー競争である。


 しかしここで少し問題が発生する。赤組の2年1組の大田 穂香さんが少し一つ前の綱引きで足を挫いてしまいリレー参加できなくなってしまったのだ。


 それを見た同じ赤組の2年1組の上田さんが実況席まで走ってきてこんなことを言い始めた。


「餅田くん代わりに出てもらえませんか? アンカーなのでお願いします」


 僕は、いきなり頼まれてこう言った。


「アンカーって最後じゃないですか。足は早くないですから優勝出来なかったときの責任は取れませんよ。その上に誰が代わりに実況をするのですか? 」



「それなら大丈夫ですよ。校長先生が認めたら特例が認められるようになっていますので」


 僕は、覚悟を決めてこう言った。


「そこまで言ってくださるなら出来る限り頑張ってみますね。上田さん」


 すると上田さんは、喜びながらこう言った。


「餅田くんありがとうございます! それじゃさっそく来てください」

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