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FILE:11 ヤンキー気味の生徒

 するとチャイムがなり休み時間になりその女子生徒は、出てきたので後ろから少し声をかけた。


「すみません。少し気になることがありますので宜しいでしょうか? 」


 すると生徒は、前に振り向いてくれた時にお互い気づき僕は、こう言った。


「あっ、君はあの時の! 」


「あっ! あんたいきなりどうしたんだよ。言っておくがあれから誰も苛めてないからな。疑うなら調査でも何でも勝手にどうぞ。あんたに構ってる時間はありませんので」


 実は彼女は、FILE:1の時の携帯盗み疑惑で他の生徒をいじめた少しヤンキー気味の生徒である。


「今回は、その件ではありません。少し体育館の裏に来てください」


「あんた何考えてるんだよ。この変態! 間違ってもあんたと変な関係には、なりたくありません」


「何を勘違いしてるんですか? ただこの学校だと大事な話は、体育館の裏の方がしやすいと思ったからです」


「それならそうと早くいったらどうなんだよ。分かった。行けば良いんでしょ」


 それから僕たちは、体育館の裏に移動し話を始める。


「実は、君は今二ヶ所でいじめにあってますね。字は小さめだったけど一つは机の左下の隅っことトイレの和式一つの合計二ヶ所だ」


「いつ、そんなこと調べてたんだよ。特にトイレを調べるなんて最低なやつだな」


「先程授業中に巡回をしていたら見掛けたのとトイレの方は、女子校のため女子トイレしかありませんので行きにくいと思いながら校長先生の許可を頂いてる上で僕も使用させて頂いてるんです。


 そのときにトイレからでてきた後で戸が大きく開いてあったのでたまたま目に入ったんです」


 それを話すといきなり僕に勢いよくほっぺにビンタを両方に1回ずつされてから怒鳴り口調でこう話してきた。


「勝手に調べるなよ。 どうせあんたも、あたいの事ブスでキモくていじめるやつだって思ってるんだろ」


「痛っ、僕は、そんな風には思ってないです。確かに少しいじめっ子なんだろうなとは正直思ったりもしますが、本当の姿は、可愛い女子高生だと思ってます」


 すると顔を少し赤くしながら怒鳴り口調で言った。


「何を言ってるんだ!? あたいは、いじめっ子だろ。それに可愛い女子高生なら人を直ぐに疑ったりなんかもしないよ」


「もし本当の姿が可愛い女子高生じゃないならいじめられても、直ぐに犯人探しをして見つけ次第手を出したりすると思いますしいじめられてもこっそりでも泣かないと思います。でもこっそり泣いていたと言うことは、本当は可愛い女子高生である証だと思いますよ」


「何を言ってるんだよ。あんたって変わってるしすごく変態だよな。 だってこの前あたいがいじめてる姿を見てるのにあたいをまるで助けてあげるからみたいなツラをしてるように見えるし」


 僕は、強くこう言った。


「僕は、あなたを助けますよ! このままにほっておけませんから。それで一つ聞きたいのですが、机に書かれてあるのに気づいたのは何時ですか? 」


「何で話さなきゃいけないんだ」


「早く話してください。 このままいじめられ続けても良いんですか? 」


「別に良いよ。 犯人が分かったらぶっ殴って仕返しするから」


「それは、良くないと思いますよ。 それだとお互い罪に問われる可能性が出てきます。例え一番最初にいじめられてもその後に仕返しをしてしまうとお互い様になりますから。でもここで事件を解決させてあなたがその後何もしなければ、いじめた相手は罪に問われてもあなたは、罪に一切に問われませんので一番いい形だと思います」



「本当にあんたって変なやつだよ。 うるさいから話すけど昨日は同じ和式トイレに言っても教室の机に座っても何も書かれていなかったんだけど、今日学校に来てみたら机と和式トイレの壁と両方に書かれてあってウザすぎるって思った」

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