FILE:1 僕がいきなり女子校に行く?〜前編〜
季節は、夏になり学生は夏休み期間中である。しかし僕は、生活に困らないように仕事探しをしていた。
するとマンションの近くに張り紙がしてあった。
『就職先が無くて困っている方に朗報! 18歳以上の男女問わずに明石女子第一青春高等学校の犯罪捜査の刑事になりませんか?近年本校内でいじめなどの事件が多発しておりまして手におえられない状態になりつつあります。 刑事歴や資格を持っていない方も歓迎、月給150万円~ 是非お待ちしております』
「月給150万円は入らないんだけどな。建前上男女問わずにって書いてるけど女子高なんだから女の人しか受からないでしょ? でも試しに応募してみるか」
僕は、試しに応募してみることにし、さっそく連絡先が書いてあったので連絡して応募することを伝えた。
すると翌日学校に来るように言われたので、取り敢えず学校に行き校長室を歩きながら僕は、こう思っていた。
「確実に落とされるでしょ? それに中卒だし。仕事したこともないから」
女子トイレの中から大きな声が聞こえてきた。
「さっさと、部屋の中に入れって言ってるやろ! 」
恐る恐る小さな声で被害者は、こう話す。
「私はなにもしてないのに、何で部屋の中に入らないといけないの? 」
それに対して無理やり部屋に体を押して閉じ込められ鍵を閉めてこう言った。
「私の携帯盗んだの、あんたしかいないじゃないか! 私が携帯を学校に持ち込んできてるのを知ってるのはお前しかいないんだから」
「本当になにもしてません。だからここから出してください」
「それなら本当に盗んで隠し持っていないか確認してあげよう。それで出てこなかったり出してやろう。それじゃそこで今すぐ全部脱げ! 」
被害者の女子は、こう言った。
「そんなの出来ないよ!同じ女子なら出来ない気持ちくらい分かるでしょ? 」
「分かるよ。だけど今は調査のためだ!早くそこから出たかったら早く脱げ! さもないと先生にチクるぞ」
「分かった!脱げば良いんでしょ」
それから言われたままにスカートと上の服を脱いで下着を脱ぎ始める。
僕は、その中に入っていく。
「そこまでする必要は、無いんじゃないの? 」
するといじめている女子がこう言った。
「あんた誰? ってか女子高に男子がいるっておかしいだろ? 」
「今は、そう言ってる場合じゃない! 戸を開けてあげろ。 その子はなにもしてない。無実だ。 携帯は担任が預かってるよ」
「何であんたが知ってるんだ? 」
「さっき先生が派手な携帯を持って歩いていたから聞いたんだ。
『すいません。僕は、学校に呼ばれてきたものなのですが、何故先生が女子が持ちそうな派手な携帯を持ってるのですか? 』
『本校では、携帯所持は原則禁止してまして携帯を隠し持ってると分かったので直接注意すると暴力をしてくる子なので、本人がトイレに行ってる間に携帯を取り出して職員室に直しておこうとしているところなんです』
『そうだったんですか! 教えてくださってありがとうございました』
と言うわけだ」
「だけどその携帯が私が使っている証拠でもあるのか? この変態! 」
「証拠なら先生に聞いたら分かるけど、どうしましょう? 今、本人に謝って今後いじめないって約束出来るなら見逃してあげる。だがまだいじめるようだったら校長に通報するが!」