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ラブロマンスは舞踏会で

作者: Mayo


 今夜、ライルハット王国で舞踏会が開かれると‥‥屋敷に手紙と招待状が

 来た。それを見てお父様は――



 「リアン、セレネ行って来たらどうだ?」

 「お父様、いいのですか?」


 と、リアンお姉様がお父様に聞いた。



 「あぁ、それにこうして招待状も送られている。2人分な?」



 私とお姉様は顔を見合わせ



 「‥‥‥それじゃあ、折角だから行きましょうかセレネ?」

 「はい、お姉様!」



 セレネは嬉しそうに返事をした。

 



 「よし、それじゃあ早速支度をしよう」

 「はい!」 

 「はい!」



 リアンとセレネは返事をし舞踏会へ行く支度を始める。





 セレネは部屋へ行きクローゼットから衣装を選び鏡の前へ



 (‥‥この衣装にしょう‥‥)




 彼女が選んだのは綺麗な白色と水色が合わさったドレス。後は装飾品を

 出し身に着け‥‥‥その後、化粧をしたら準備はOK。





 「これで、よしっと‥‥‥」




 セレネは何度も鏡を見ておかしなところがないかを確認する。

 で、部屋を出た―――。










 「2人とも良く似合ってるぞ」

 

 姉のリアンは白色とピンク色のドレスで綺麗な着こなしをしている。


 「ありがとう、お父様。それじゃあ行って来ますね」

 「行って来ます、お父様」

 「あぁ、気をつけてな」




  2人は馬車へ乗りライルハットへ向かう―――


















 ———ライルハット城―――


 たくさんの貴族様や令嬢が集まり賑わっている‥‥‥。






 「凄い人ですね‥‥セレネ、はぐれちゃあ駄目よ?」

 「は、はい、お姉様」



 2人はたくさんの人がいる道を歩く‥‥が。





 (ど、どうしょう‥‥お姉様の姿が見えない‥‥)




 ふと気づくとリアンとはぐれてしまっていた。1人になったセレネは急に

 不安になり




 「お姉様、何処ですか?!」



 名前も呼んでもお姉様の声がしない‥‥‥周りには知らない人たちばかり

 だけどセレネは真っすぐ前へ進み歩く。








 「ここは‥‥何処?」



 知らないうちにライルハット城の外へ出ていてしまっていた。

 と、そこに―――




 「‥‥‥ん?」




 セレネの前には青い薔薇に包まれ綺麗な顔立ちをした銀色の髪と黄金色の瞳

 をした青年がいて






 「———あ‥‥」

 「あれ、君は‥‥こんなところでどうしたの?もしかしてパーティーの

  参加者かな?」



 青年は優しい笑みと声でセレネの方へ来て



 「は、はい‥‥。で、でもお姉様とはぐれてしまって‥‥」

 「お姉さんと?そうか、一緒に来てはぐれちゃったんだね。毎年、舞踏会

  は参加者が多いからね‥‥」



  すると青年は―――



 「僕の仕いに探させよう、姿とか特徴を教えてもらえるかな?」

 「そ、そんな‥‥悪いですよ。あ、あの自分で探しますので‥‥」


  私は必死で断るが彼は‥‥‥


 「遠慮はしないで、それに僕はこのライルハット城の王子なんだ。責任は

  とるから大丈夫だよ」

 (え、ライルハット城の王子‥‥‥様?)



 セレネは偶然にもライルハット城の王子、ルシアスと出会ったのだ。

 そして、数分後。ルシアスの仕いの者が来てセレネはリアンの特徴などを

 話した。2、3人の仕いが来て探しに向かう。








 

 「それじゃあ、頼んだよ」

 「はい、ルシアス様」

 「あ、あの‥‥ありがとうございます。ルシアス様」

 「うんうん、いいんだ。それよりセレネのお姉さん見つかるといいね?」

 「は、はい」




 セレネはルシアスと一緒に庭園で綺麗な青い薔薇を見ながら少し会話を

 する。



 「ねぇ、セレネは何処から来たの?」

 「ミュールから来ました」

 「ミュールか、実は僕も昔、1度行ったことがあるんだ」

 「え、そうなのですか?」

 「うん」


 お互い話をしていたらどんどん2人の距離は近くなっていて‥‥‥





 「あ、私‥‥‥その、すみません」

 「セレネの目はとても綺麗だね‥‥」

 「——!」



 と、突然ルシアスはセレネの紫色の瞳を見て言う。



 「そ、そんなこと言われたの初めてです‥‥」

 


 ど、どうしょう‥‥ルシアス様と目線があわせられない‥‥

 そしてルシアスは




 「ねぇ、セレネ‥‥こっち向いて?」

 「え」



 ——と、次の瞬間だった!ルシアスはそっとセレネのおでこに優しいキス

 をした。


 「ル、ルシアス様‥‥?!」

 「ごめん、セレネ。僕‥‥どうやら君に惹かれちゃったみたいだ‥‥」

 「え‥‥」

 「その、綺麗な赤色の瞳とピンク色の髪‥‥‥僕は全て好きになってしま

  った」



 それはルシアスから告白で更に2人の距離が近くなり―――



 「ルシアス様‥‥‥」

 「この後、僕と踊ってくれないか‥‥‥?」

 「は、はい‥‥私で良ければ‥‥」



 そして夜空の下、綺麗な月明りに照らされセレネとルシアスはお互いの

 顔を見つめあい、姉のリアンが来るの待った。



 数分後、リアンとセレネは合流できその後、楽しいダンスパーティーが

 始まった。

 セレネはルシアスと一緒に手を繋ぎながらダンスを踊るのであった。

 この偶然の出会いが2人を結びつけ後にセレネとルシアスは結婚。

 ルシアスはライルハット王国の王子にそしてセレネはライルハットの王女

 となったのである―――。

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