教会1
「ただいま~」
「お帰りなさい」
「神父さん。やっほー」
「ん?その花どうしたんだい?」
「綺麗だったから摘んできた」
「そうですか。良い花ですね」
「ふふっ。良いでしょ~」
「今日はあなたにお客さんが来てるんですよ」
「え?」
「こんにちは。聖女様」
「どちら様で?」
「勇者です」
「勇者様!」
「え~と。どういったご用件で?」
「単刀直入に言います。僕たちの仲間、パーティーに入ってもらえませんか」
「パーティーか。どうしよう」
フルフル。
「綺麗な花ですね」
「ありがとうございます。お気に入りなんです」
「それでご返答ですが、また来ますのでそ
「いえ。決まったので大丈夫です」
「おう。それは素晴らしい。それでは僕たちの仲間になっていただけると」
「仲間も来てるん
「お断りします」
「で。え?」
「仲間にはなりません」
「ふ、ふざけるな!わざわざ僕が出向いてやったのに!」
「お帰り下さい」
「くそっ!覚えてろよっ!」
「あれで良かったの?」
(はい)
(何か知っているようだったな)
(ええ。昔、踏まれました)
「お花さんを踏んだの。ひどい」
(植物だし仕方ないのかもしれんがな)
(そうですね)
「だとしても」
「ばれなかったね」
(ああ。計画は成功したようだな)
「そうなの」
(まさか本当にばれないなんて思いませんでしたよ)
念話を使うと魔力感知を持ってる人にはすぐ分かる。
でも、魔力操作だと。あれ?何かやった?くらいらしい。
だから、私は意思を伝えるために魔力操作でつんつんするのである。
イエスなら1回。ノーなら2回。
それで勇者君と行きたくないって伝えたのだ~。




