知らない世界3
「う、うっ」
目を開くと、
「何も変わってんぇえ」
まあ、そうですよね。
あんなに光ってたし何か変化があったかと思いましたけど、全くそんな事はなかったです。
「はあぁ。結局収穫は無しか。この看板を解析してこの世界の事は一旦置いとくか」
看板を見ながら、そんな事をぼやきます。
看板には文字が書いておりました。
何も変わってないですね。
「、、、、さっきも文字書いてあったか?」
書いてなかったはずです。
「おめでとうございます。あなたはこの場所の管理者となりました か」
ブオッ。
看板の文字が切り替わりました。
今度は、管理の仕方と書かれたものが書いてあります。
「ふぅん。こうすればいいのか?」
書かれていた事の1つを試そうとしています。
こうやってこうやると。
スッ。
ん?
何か変わっ、、、っ、罠がある!?
トラバサミと言われる罠が私の前にありました。
「書いてる事は本当みたいだな」
「じゃあ今度はこっちを」
色々試します。
ブオンッ!
「おお。出た出た」
地図を出しました。
これをいじれば、
ポンッ!ポンっ!ポンッ!
自分の出したい所に物を出せます。
トラバサミとか。
そういえばトラバサミって、前世では禁止されてましたっけ?
もっと禁止すべきものはあったと思うんですけどね。
「グルルルル!!!」
まさにトラが私の前に居ます。
トラ。トラバサミに掛かる。