新しい魔王2
「これ以上意見はないみたいだから、これで決定な」
「それじゃあ二つ名付けてくぞ」
「元勇者は、神使の魔王 とかどうだ?」
「それで構わない」
「俺はそのまま 聖剣の魔王 でいいだろ?」
「いいんじゃないか?」
(私は?)
「お前は動けないから、不動の魔王 とかでいいだろ」
「そうだなw。動けないしなww」
(、、、理由酷くないですか?)
不遇な私。
「国王は。、、、国王か。何がいいんだ?」
(狂信の魔王 です。それ以外ないですね)
「おお。世界樹様から付けて頂けるとは。なんと嬉しい事か」
「、、、確かに狂信だ」
「聖族の長。自由の魔王 はどうだ?」
(おっけぇ~)
「天王は、天の魔王 でいいか?」
「天支の魔王 にするぜ」
「分かった」
「海王は」
天王みたいに海支の魔王 とかですか?
「美海の魔王 にします」
「び、美海か。わ、分かった」
この人、ナルシストかもしれません。
「俺は、天次の魔王で」
「海次の魔王」
「ダクは?」
「じゃあ俺は、大罪の魔王 でよろしく」
「そ、それはちょっと」
暴食とか憤怒とか、大罪の1つで名前付けてるから、そのまま大罪ってされると、自分たちより上みたいな感じの印象が出ちゃうので嫌がってます。
「別にいいんじゃないか?」
「ぼ、暴食!?ほ、本当にいいのか?」
「いいだろ」
流石は私の友達。
心が広い。
「クラは、罪守の魔王 で」
「はっ。承りました」
「さて、最後にお前に付けるわけだが」
「可愛いのをお願いしますね」
メイドですから、あんまり怖いのは困ります。
「か、可愛いの?」
「お前にそんな女らしい(さっらと男女差別)感情があったとは」
「あ?何か言いました?」
「い、いや、何も言ってないぞ。、、、せいゆの魔王 でどうだ?」
「せいゆ?ああ、清癒ですね」
「え?あ、ああ。(ちげぇーよ。愉快に征服していく征愉だよ)」