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爆縮と体温の機知(5)

静かな娯楽

面白いことがあるなら

その底を知りたいと思う

だが、知ってしまえば

その面白いことは

面白くなくなってしまう

その行動や感じ方が面白いと

思えるのであれば

幾分、楽であろうが

何処か、それが

不謹慎らしいのである


世の中にあることは

自らとなんら変わらぬ

人間によって決められている

違うのは

肉体に宿る意思だけである

そう考えれば

世の中は簡単だ

でかい声を出せば良いのだ

大人しい人が多ければ

それは全体の声のように

聞こえるものだ

それで判断できないのだが

それで判断しなければならないように

仕向けられるのである


大人しい人の中には

それが分かっていながら

どうなるのかと

面白がる人が居るのだ

大人しいを装っている人が

幾らか居るのである

だとすると

それを見ることも面白い

それを見ることも面白い

これは、一つの事柄が繋がり

それによって

反応も繋がっているということだ


マニアックな人の居る国は

このような人が多いように感じる

声が大きい人を見て

その反応を見ることが

娯楽なっているのである

動物を見て

何かを思うのであれば

人間も同じなのだ

それは頭を使いながら

観察を続ける

確かな存在であり

余計なことを挟まない

実に静かな娯楽である


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― 新着の感想 ―
[一言] 面白かったです。 大きな声を出す人とおとなしい人、 動かす人と佇む人、 何かをする人とただそこにある人。 きっと二つの側には 別の世界が見えているんでしょうね。 でも、人間、どちらかでしかな…
2019/06/09 08:33 退会済み
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