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冬至の夜、湘霊を懐かしむ
冬至夜懐湘霊
艶質無由見 寒衾不可親
何堪最長夜 俱作獨眠人
その艶やかにして麗しい姿は もはや見ることはできない
冷え冷えとした しとねに 肌を寄せることなど できやしない
なんと わびしく さびしいことだろうか
一年でも一番長いこの夜に
お互いに 独り寝をすることになろうとは
○貞元二十年(804)の作
湘霊は中国古代王朝の五帝の一人である舜の后。
その舜が旅先で命を落としたのを嘆き、湘水に身を投げ、その後は女神となったと言われている。
そして白楽天が親しんだ妓女も、同じ名前だったらしい。
冬至の夜に、逢うことが出来なかった独り寝の辛さを、古王の后の故事を引用し、詠み上げてある。




