↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白楽天 舞夢訳  作者: 舞夢
PR
11/242

長恨歌(2)

春寒賜浴華清池  温泉水滑洗凝脂

侍児扶起嬌無力  始是新承恩沢時

雲鬢花顔金歩揺  芙蓉帳暖度春宵

春宵苦短日高起  従此君王不早朝



春がまだ浅く寒さを感じる日でありましたが、彼女は天子より、華清池での湯浴みを賜りました。


その温泉の水はなめらかで、彼女の艶やかな白い玉の肌をゆるやかにひたします。



お側にお仕えの侍女が彼女を支え起こそうとするのですが、彼女の美しい身体は、たおやかでふわふわ、そのまま力無くしなだれてしまいます。


そして、これがはじめて天子のご寵愛を受けられた時でありました。



雲のごとく結い上げた髪 花のようなお顔 一足ごとに揺れる金のかんざし



芙蓉の花柄の帳は暖かく その中で天子と春の夜を過ごすのです。


しかし、その春の夜は本当に短く


二人が起きるころには、すでに日は高くのぼっています。


これより後、天子は早朝の政務にお顔を見せなくなりました。




※華清池:長安北東30キロ。

     驪山ふもとの温泉。

     北朝時期から温泉宮と言われた離宮があった。

     玄宗皇帝により、名を華清宮と改名、避寒の地とした。


※楊貴妃が殺されたのは秋。天子の御寵愛を受けた時期を早春に設定、対比を行っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。