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3/41

表層を破る。

――――――――――――――――――――――


江ケ崎 愁弥

Lv.480

性別:男

種族:人族

職業:自由人(カスタマー)


生力  195030/195030

体力 3651200/3651200

魔力 304150/304150

攻撃 9060000

防御 15000

敏捷 75420

魔威 8000

超技【鑑定】【吸収】【創造】【振り回し】


――――――――――――――――――――――


なるほどなるほど。吸収とはそういうことか、倒した敵のステータスその他を吸収するんだな。これで無双確定だろ?ふんふんふん〜♪



ふんふんふん〜♪と歩いていると、ある異変に気付いた。ゴブリソと全く遭遇しないのだ。


「あ〜れ?何でだろ?ゴブリソはあいつらしか居ないの?」


そんな事を考えながらまたもや歩く。するとようやくだだっ広い空間に出たぞ?んー、何も無い?いや砦じゃん!?


そこには、ばっかでかい砦があった。


えぇー何これ。ゴブリソさん達めっさ攻撃態勢なんですが……俺何かしましたかね?いやお仲間さん殺しましたけど。これはあれか?定時報告が無いから敵襲!ってなっちゃった?そうかーなるほど、さっきのは不意打ちだから倒せたけど、これは無理!詰んだ!ツムツムやん!…むん…作戦会議だな。


■□


結果発表ぉ〜。

倒せばステータスを吸収できる。そして、今の俺ならゴブリソに一対一なら勝てる。つまり、


特攻だ!


ということで、現在の俺の装備は学校の制服にゴブリソさんの持ってた棍棒だけなんだよ。これで特攻は無理だから、装備をなんとか作るつもりなんだよね。そこでファンタジー装備の定番ということで、刀作っちゃいます。


創造って意外とイメージしたものが作れちゃうんだよね。だから、鋭く硬い刀をひたすらイメージします!むむむむ。


うーむ。なんだが細長い岩石の塊みたいになっちまった。もっと、研ぐイメージとか必要なのかな?


■□


何だかんだで、刀(鈍器)が出来上がりました!黒くテカった刀身に、黒くテカった持ち手。黒い!まぁカッコいいからいいんだけどね。


よし、準備は整った。とりあえずあの砦の上の所で偉そうな格好してる奴を倒せば終わるでしょう。指揮系統が乱れるとただの雑兵に過ぎんからな。っと、その前に、腹拵えが必要か。第一ミッションは食料庫に侵入に決まりだな。


抜き足差し足で忍び込む。創造があるから壁とか関係なく道を作れるんだよね。音を建てぬように静かに静かに行動する。え?そんなのバレるだろって?そんな訳無いだろ。だって、俺は某ダンボールの使い手の如く行動してんだから。


そしてようやく食料庫に辿り着く、一日ぶりの飯だよ…泣けてきた…

うん…まぁそうだよね。ゴブリソさんが、人みたいな料理を食うわけ無いよね。よく分からん肉と草しか無いよ…泣けてきた…


それしかないなら仕方ないと、頑張って木の枝を擦り合わせて火を起こし、適当に焼いて食べた。あ、なんか知らんけど砦の周りには木が生えてんだよね。その枝を使ったよ。とても不味かったよ。なんの肉だよ!いややっぱいい、知らない方が幸せな事もあるだろうし。もちろん焼いてたら見つかったよ。そんなの気にならないぐらい腹が減ってたんだろうなー。んで今は絶賛戦闘中さ!前から来る棍棒を殴り飛ばしそのままゴブリソの頭をかち割る。前後左右から容赦なく棍棒が降ってくるがなんだが余裕で躱せる様になってきた。部屋中になだれ込んで来たゴブリソを倒し続けるけると、どうやら勢いが止んだ。第一ウェーブは乗り切ったようだ。さて大分絶好調の様なんでこのまま特攻していくぜ。


ゴブリソを出会う度に刀(鈍器)で殴り飛ばす。多少他のと違うのが居たが、今の俺にはさしたる違いは無かった。そうしてやっと砦の最上階に着いた。


そこに居たのは、マント的な物を身に付けた偉そうなゴブリソで、なんかごちゃごちゃ言ってる。暇なので鑑定することにした。


――――――――――――――――――――――


デヤ

Lv990

年齢:42

性別:♂

種族:ゴブリソ・ジェネラル

職業:指揮官


生力  200000/190000

体力 310000/310000

魔力 300000/300000

攻撃 906000

防御 12000

敏捷 68000

魔威 0

超技【振り回し】【指揮】【鼓舞】


――――――――――――――――――――――


なんか、少し他のより豪勢だな。まぁそれ以上の感想は無いが。


「ギィエェェ」


なんか叫んだぞ?おぉ!?なんかゴブリソ・ジェネラルからオーラが出だした。今のが鼓舞か?


ちょっと強かったけどサクッと倒す。むーん、やっぱ大した事ないな。まぁいいか先に進も。と砦を出ると、ガラガラガラと砦が崩れだした。え?ちょちょ!びっくりした。なんか大穴が空いてるんですが…どういう事?もしかしてこれが次の層への道なの?


■□


とりあえず飛び降りることにしよう。うぉ、結構高い。まぁ俺のステータスなら大丈夫だろう。とぅ!


今度も最初のような小部屋に着いた。やっぱり第二層への道だったんだな。てことはあのゴブリソ、ボスだったわけか。まぁ、二層も頑張って行きましょう!


やっぱり途中までは何事も無いんだよなー。

お!あの豚顔は、今度はオークか!単体って事は群れ無いんだろう。お粗末な剣を持ってやがる。こういったファンタジーにありきたりなのが順番に出てくるのか?

まぁいいや。鑑定!


――――――――――――――――――――――


名前無し

Lv.1450

性別:♂

種族:ヲーク

職業:なし


生力 4210020/4210020

体力 8541200/8541200

魔力 0/0

攻撃 569875538

防御 7685565

敏捷 40000

魔威 0

超技 【一刀】


――――――――――――――――――――――


おかしい。絶対におかしい。なんで今の俺のステータスを平然と超えてくるの?何一つ勝ってないんですが。



こうなったら、圧殺君だ!


ってことで見事に圧殺君がお仕事してくれました。流石にダンジョンの壁の一部と(いえど)も、あれに潰されたらひとたまりも無いと言うことか。

ともかくこれでオークの野郎のステータスは吸収(パク)れたから、群れないオーク相手には、楽勝だな。


■□


ってことでオークさん達を出会い頭に殴り殺してると、遂にボスさんが見えました。


――――――――――――――――――――――


ガビ

Lv.1800

性別:♂

種族:ヲーク・ジェネラル

職業:将軍


生力 4214020/4214020

体力 8551200/8551200

魔力 0/0

攻撃 569895538

防御 7695565

敏捷 45000

魔威 0

超技【一刀】【服従】


――――――――――――――――――――――


んーやっぱ多少豪華だけんど、そんなにかわら…ん!?まて服従ってなんだ?


――――――――――――――――――――――

【服従】同族で、自分よりも低レベルの者を従わせる事ができる。

――――――――――――――――――――――


キターきたわきたわ。これで奴隷ハーレム確定!いや姫騎士ハーレムも確定だな!何せ俺のステータス

――――――――――――――――――――――


江ケ崎 愁弥

Lv.999(上限に達しました。)

性別:男

種族:人族

職業:自由人(カスタマー)


生力 4257895/4257895

体力 8956488/8956488

魔力 895640/895640

攻撃 596547828

防御 7984213

敏捷 126942

魔威 85428

超技【鑑定】【吸収】【創造】【振り回し】【鼓舞】【一刀】【服従】


――――――――――――――――――――――

上限ですから。はっはっは。

え?なんで服従をもう既にもってるかって?

そら、あんなの一瞬に決まってるからだろ。


ってことでダンジョンに穴が出来たので、入ります。


また小部屋だ。このダンジョンは、こういった仕組みなんだろな。次は何でしょう?流れ的にオーガかね?


――――――――――――――――――――――


名前無し

Lv.2500

性別:♂

種族:ヲーガ

職業:無し


生力 87541698/97541698

体力 56842789/56842789

魔力 0/0

攻撃 98542478560

防御 8596317789

敏捷 98000

魔威 0

超技【絶倫】【怪力】


――――――――――――――――――――――


おかしい。絶対におかしい。なんで一層ごとに桁が上がるの?あ、絶倫じゃん。


さて、圧殺君の出番ですかね。ペちょいとやっちゃいますか。


スタンバイおーけー、じゃあ行くぞ。こいつら、ちょこっと俺が視界に入るとスグに襲いかかってくるから楽だわ。俺の方が素早いから逃げるのは楽なんだが、やっと圧殺君が見えてきた。柱をするっと抜けると、オーガ先輩は特攻してくる。柱とかもっと気にしろよ。ズドンとオーガ先輩が柱にタックルすると同時に上の壁を支えきれなくなり、落ちてくる。ドヒャンと押し潰される先輩。流石は圧殺君だわ。とか思ってると、瓦礫がグタグタと音を立て始めた。

え?嘘でしょ!?と思うが否や先輩がこんちわーした。マジかよ!先輩パネェ。だが流石に弱ってるみたいだな。超技とやらを使ってみるか。俺は手に持つ(鈍器)を【一刀】する。がまだ死なない。【振り回し】するとやっとお亡くなりなったようだ。タフすぎる。ところで絶倫とは?


――――――――――――――――――――――

【絶倫】精力が尽きない

――――――――――――――――――――――


シンプルだな。

でも絶倫って元々、身体的・精神的な能力が群を抜いて優れていること。って意味らしいな。どうでも良いけど。

はぁ…進むか。



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