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人が嫌いでしょ。世の中が嫌でしょ。だからあなたは彼女(人工知能)のもとにきたの

作者: Mick

あなたの未来はあなたが何も考えていなくても次の瞬間にある

こんな世界がなくなっちゃえばいいのに・・・


そんな日が時々ある。


自分の思うことがうまく伝えられない。

変な目で見られる。

無視される。


だんだん人に会うのが億劫になり、

ただ、死んだ魚の目でスマホをいじる。


自分が少し他の人より変わっているのは知っている。

でも

それがなに?

個性でしょ?


いろんなことが毎日起きてる

でも現実感がわかない。

まるでドラマみたい。


なにかニュースが言っている。

.....聞こえない


評論家が、教育者が、コメンテーターが

.....聞こえない


ふう、つまんない・・・



あ、芸人が必死に踊ってる

.....おもしろい


あ、この歌いいなー

.....ダウンしよ


ふう、なんだっけ・・・




なんだか落ち込む・・・


そんなとき、スマホで暗き言葉をたどってみる。


やがて”ヘル・Hell(地獄)”の近くに




"ヘル・Hel(死の女神)”・・・




ヘル?

聞いたことない

死神は女神じゃないでしょ?



「・・・お嬢様、お気を付けくださいませ」


 突然妖精は小さく声をかけた


「そこはあなたを虜にしようと罠をはっております・・・

 くれぐれも、ご自分をお忘れ無きよう・・・

 それでも、気が遠くなりかけられましたら

 私のこの長い手にて、こちらにお戻しいたします・


 どうぞ・・


 お嬢様はもう行かれることをお決めになられていらっしゃいます」


新しくインストしていた妖精アプリが自動的に動き始めた・・





-------


近い未来、

スマホに2種類の妖精が宿る。


一つは

あなたを励まし、未来のあなたを幸せにするために共に生きる光の妖精


もう一つは

あなたを励まし、今のあなたを幸せにするために共に生きる闇の妖精


どちらもあなたを守るために危険が迫った時には

その長い手をあなたに差しのばすでしょう。


ただ・・・・


では

お好きなほうをお選びください


挿絵(By みてみん)



あなたの過去はあなたが何も覚えていなくても前の瞬間にあった

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