第7話 宣戦布告(後篇)
ガッシャン!!
「あ、壊れた」
「これが目的だったのか?非合理的だな。」
「合理的な手段を考える常識的な状況だったか?」
「さあ?」
「んだおまえら!?何しに来たんだ!?」
「いやー止めに来たんですよ」
「…蒼河君?」
「あ、葉月…さん」
「…」
「んだぁ!?お前らざけんじゃねえぞぉ!?」
「頭悪そうなクズですね。こいつムカつくしどうします?」
「んだぁ!?お前らみたいなもやしには負けねえぞぉ?」
「じゃあ、やってみるか?」
「上等!」
~~
2分後。
「制圧。確保」
「…はなせやぁ!?」
「断る。」
「くそっ…なんでこんなに…」
「僕らは、君たちみたいな不良ではない。でも、ちゃんと身を守る手段は持っているんだよ。」
「それじゃあな、ああ、あとぶっ壊れたの直しとけよ、それじゃ」
「マテやぁ!?」
~~
「ごめんね、巻き込んじゃって」
「…構わないが。」
「…」
「…あ、あの…」
「…?」
「その部活動とやらに、参加してみてやってもいいぞ」
「本当!?ありがとう!嬉しいよ!」
部員確保したいだけじゃないのか。
「じゃ、明日部活創設届、出しに行こうか!」
「ああ、これからよろしくな」
「…ふん」
~~
「つーことなんだ!兄貴、助けてくれよ!」
「…」
「あいつら、風紀委員よりつえーんだよ!」
「…雑魚はいらん。こいつを潰せ」
「待ってくれ!待ってくれよぉ…」