第6話 宣戦布告(前篇)
「なぁ…放課後この教室に来てくれないか。」
そんなことを言われたらしい。相手は明らかに不良。何されるかわからない。
それでも断るのはあれだから…と。まあ律儀な奴だ。
なので、現在部活動?は無い。ってか部長はどうすんだ。
よく分からんが、とりあえず俺は借りている部室?みたいなところで時間を潰し、
学校内で使えそうなものを持ってくる作業に入った。
そのころ…
~~
「申し訳ないけど、君の告白を受けることはできないんだ。」
「どうしてだ?他に好きなやつがいるのか?いたらソイツをぶっ飛ばしてやる!」
「ははは、頼もしいね。でもお断りするよ。僕には好きな人はいないよ。」
「じゃあ、なんで…」
「…僕は人を好きになれないんだ、いや、なる資格がないのかな。」
「…ふざけんな!!」
「おいおい、そんなに暴れてると先生が来るぞ」
「…クソ…こうなったら…」
「?」
「無理やりだぁ!」
ガシャン
「いやぁ!」
~~
「ったく、何で俺が…」
「お前、あの女の仲間なんだろ?だったらいいじゃねえか。」
「あのな、あんたがどーいう人間かは知らんが…ってん?」
「…何か聞こえますね、争っているような…」
「…俺行ってるわ。じゃあな。」
「待て」
「ん?」
「私も行こう。」
「はぁ?クズには関わらないんじゃないのか」
「別に用事があるだけだ」
ツンデレかよ。
~~
「ドアを閉めてくれたね。鍵でガッチリと。」
「そうさ、最初から俺はヤることしか考えて無かったんだよ!」
「下劣だね。」
「うっせえ!」
「おい!里奈!いるのか!?」
「!?…蒼河君?」
「開けれないか!?」
「開けられないんだ。どうすることも…」
「くそっ…どうすれば…あ、そうだ」
「どうした?」
「あのさ、掃除用具持ってきてくれる?」
「分かった。」




