第4話 救出
うわー。
ええと…8人くらいか?
まぁ…
わー、どうしよ。
ま、いっか。ここで逃げたら…ねぇ?
「あれ?何されてるんです?」
「あぁ!?何だお前!?」
「いやぁ、まああれですよ」
「何だぁ!?ヒーロー気取りか!?」
「てめえ一人で何ができんだよ!?」
「…誰が一人って言った?」
「はぁ?……ぐあっ…」
「ふぅ、ありがとう、隙を作ってくれて。」
「感謝される覚えは無い。」
「んだこいつらぁ!?やっちまえ!」
「あぶねっ」
バキッ ガシャン
~~
「覚えてろよ!?お前ら!?」
「覚えてますよ。それじゃ」
「大丈夫かい?」
「は、はい。あ、あの…」
「ああ、気をつけてね。それじゃあ」
「あ、あの名前…葉月さんと…蒼河君でしたっけ?ありがとうございます。」
やばっ。アイツどうなった?
「へー、蒼河って言うんだ。よろしく。」
「覚えて…ない?」
「何が?僕らは今日…いや昨日か。初めて会ったんだと思ってるけど。」
「ああそう、じゃあそれでいいや。」
「あ、あの…」
「ん?」
「ほ、本当にありがとうございます!」
「気にしないで。それじゃあね。」
~~
「あんた本気か?」
「そうだけど?」
「部活動ね…」
「君にも協力してもらいたいんだよ。部員は3人必要なんだ。」
「後一人はどうすんだ?」
「まぁ、なんとかなるでしょ。」
「部室とかは?」
「ちゃんとアテはあるんだ。」
「そうか、それじゃあ、な」
「うん。じゃあね、蒼河君。」