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22話 くじ引き

「女子はみんな引いたねぇ。んじゃ次は男子。トップバッターは稲庭君。くじを取りに来てください」


ロングホームルームが始まり、くじ引きが始まった。男女別でくじを引き、それぞれランダムに散りばめられた数字と対応する席に移動するらしい。女子は奇数番、男子は偶数番とのこと。


封筒に入れられた紙切れを一つ取り出し、席に戻る。


「2番っ!ええと稲庭君は・・・廊下側から1列目の、後ろから2番目だね」


「ええっ!?」


か細い誰かの声が聞こえた気がするが、気にするほどではなかった。

今もなおくじ引きが続いている。

廊下側の後ろから2列目。遅刻しても後ろから入れる。ある意味ではラッキーかもしれない。


ある意味では・・・


「げっ」


ーーーーそう、周りの3席の名簿を確認するまでは。


○○○○

次の展開は読めると思うけど、フラグちゃん、回収しましたっ☆

任務完了。これより直ちに離脱します。

え?どこに行けばいいの?


「・・・はぁ・・・帰りたい」


自然とため息が出てくる。


【こんな...こんなぁ】-12:44


携帯の着信音がしたので見るとまたもや御堂からだった。まあ言いたいことは分かる。自分の秘密を持っている人間が目のまえにいる。屈辱なのだろう。ただ逆に言いふらされないように監視できるというメリットも存在するのだ。


【俺が近くにいてよかったじゃないか】-12:45

【何ですか自意識過剰さんですか】-12:45


そう言って、俺の椅子の裏をズシズシと蹴ってくる。今は昼休みなので教室の騒音でかき消されるらしく、周りは気にしていないようだった。先生ー、後ろにいじめの主犯格がいまーす。俺の尻に火が付く前に助けてくださーい。尻に火がつくって何だよ。なにやら、イナニ惑星では「頭に血が上る」を「尻に火が付く」と表現するらしかった。


【そういう意味じゃない。ってか俺のケツを蹴るなッ】-12:46

【純粋に俺を監視できて、よかったなって話】-12:46


立て続けに2回メッセージを送る。俺の言いたいことが分かったらしく、攻撃が収まった。


【というか、俺なんかより友達と食べなくていいのか】−12:47


御堂は学校では大人気の美少女。ゆえに、周りの人間が彼女のところに来るのが当たり前、日常となっていたわけだが。


【さぁ。私が誰かにメッセージを打っているのを見て、遠慮してくれたのでしょうか】−12:47


(そろり、そろり・・・)


「わぁっ!」


急にどこからともなく現れた女子によって、後ろの席の人物が驚かされる。


「きゃっ!」


キャッ!


「えへへ驚いたぁー。小春ちゃんっ!弁当たべよっ」


この甲高い声。どこかで・・・青髪のポニーテール————どこぞの綾なんとかさんじゃない。わたくし、びっくりした御堂の声にびっくりしましたわ。


てか、やってることが小学生のそれなんだよな。何それ可愛い。

・・・ロリ化計画……?

げふんげふん、危うく警察に捕まるところだった。俺、友人の思想の影響、受け過ぎでは?


ドラッグの類に近い。一度浸れば、最後2度と抜け出せない。ロリ化計画ダメゼッタイ。





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