14話 ポニテ同級生のお悩み相談会
「同じクラスだったとは...」
なんか、1秒前まで自意識過剰だった自分が虚しいぜ
で、誰?肝心なところがわかっていないのである。
見覚えのあるのような、ないような………
ん?この青髪。大きく、くりっくりの瞳。どこかで・・・。
「ああ、綾波か・・・!」
「そうそう!忘れるなんてひどいよぉ」
先ほどまでの憂鬱そうな表情とは裏腹に、にぱーっと元気な顔に戻るポニテ同級生こと綾波紫葵。クラスでは守りたい美少女枠唯一の女の子である。(クラスの男子LIN◯より)
御堂は完璧美少女であるという印象を受けることから女神のようだと(男子からは)言われているが、他方、綾波はお茶目なところもあり、しかも甘い系という性格からか、(男子からは)庇護欲を掻き立てられる愛玩動物のようだと(男子からは)言われている。
御堂小春は清楚で完璧
綾波紫葵はお茶目で愛玩動物のよう
つまりはうちのクラスにはいわゆる清楚系と甘い系の両方が揃っているわけである。(某俺の友達の会見)
俺のクラスが妙に他クラスから羨望の眼差しを受けるのはそういうことだったのか、と今更ながら納得してしまう。
ただ御堂はともかく、綾波に関しては実際喋ったことはほとんどなかったため、お茶目で守りたい衝動が生まれるという実感はなかったわけだが。
「んで、なんで元気枠の綾波がそんな憂鬱そうな顔してたんだ?」
「元気枠って・・・そうだね。どうしてだと思う?」
そうして人差し指でこちらを指してくるポニテ同級生。どうやら、悩み事のようなものを俺に当ててほしいらしい。
綾波が抱える悩み。交友関係は良さそう・・・
だとすれば学業に関するものか?んんー、でも綾波がもしテストで赤点を取ったというのなら、その話は学年中に出回っていてもおかしくない。ただそんな話を情報屋のような中村が一切持ってこないということは成績に関するものではない・・・?
ただ単に月曜日がめんどくさい・・だけ?まあ罰ゲームとかもないんだし、気楽に行くか。
「月曜日が憂鬱だか—————」
「はい残念っ!はずれ〜」
「正解の希望を突然砕くのやめてくんない?」
「ぷぷっ、あっははっ!ごめんごめん」
「んで正解は・・?」
綾波は人懐っこいことでも有名である。そのような性格は、綾波が他人を信頼し、また他人が綾波を信頼することを助長するんだとか。
ほぼ初対面の男子に自分の悩みなどを相談するだろうか?もしするのであれば、今後は気をつけた方がいいのでは?となるのだが。
「正解はそうだね、君は誰にも言わなさそうだから、いいか。うん。話すよ、私の悩み事。」
え?
普通ほぼ赤の他人に悩み事言う?
なんなら赤色通り越して黒色まである。いや名探偵コ◯ンの犯人かよ。
人を信頼しすぎるのはどうかと思うが・・・
そこが綾波のいいところであるというので、否めないのである。
そうして彼女は自身の悩みを俺に打ち明けるのだった。




