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新しい風景

作者: 秋葉竹


  


上り坂を

歩いて来たかと想ったが

ふと気がつくと

目の前には

さらに傾斜のキツい

坂が

まるで

壁みたいに

立ちはだかっている


アイダノコイダノ

ほざいてたころが

とても幼い

夢の中の世界のふたりだったと

想う


カワイイダノキレイダノ

これから迎える

壁にも視える

キツい坂の前では

まるで

なんの意味も持たないと

知ったから


ただそんな不味い砂利

噛み締めながら

捩じ込むように

ちいさな幸福の穴をみつけて

すこしでも

大きくしていくとして


なにもないんだと

なんの楼閣も

築けやしなかったと


あとは

後悔を

することだけは

流石に美学に反するので

やめておいて


神さまに

すがりたくなる

心も

ギューッと

抑え込んで


ただ

生きるための

息を

し続けてゆく


たとえば

息を

ひそめながらでも









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― 新着の感想 ―
[一言] ぎゅーっと押さえ込んでいるようで 神様を抱きしめているから いつの間にか眠れてしまうのかも!? ね?そうだな、きっと。 うん。で? 失礼しました(/--)/
[良い点] 坂道が壁みたいなのが印象的です。 アイダノコイダノ ほざいていたという言葉も。 何にもならなかったという嘆きも 神様にすがりたい気持ちという言葉も 神様がスラッと出てくる秋さんは いつも…
[良い点] 子どものように、神様に縋る時があってもいいかなって思ったり。大人のふりして、神様を助ける、なんて思ったり。 自由自在に生きています。 ぎゅーっと抑え込んで、 そこから見える万華鏡の穴を覗…
2023/01/07 15:07 退会済み
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