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キラーマシン 勇者に呪いをかける
「……次は…… ……呪殺……」
キラは藁人形と釘を持って夜の教会の裏に向かう。
「……ロボットの私が…… ……呪い…… ……かける事…… ……できるかわからない…… ……でも…… ……やる!」
キラは藁人形に釘を打ち込む。
「……あっ…… ……ずれた……」
藁人形の右肩に釘が刺さる。
「……まだ…… ……釘…… ……ある……」
しかし、今度は左肩に釘が刺さる。
「……うまく…… ……いかない……」
しばらく、 藁人形を見て
「……やっぱり…… ……非科学的…… ……やめよう……」
キラは勇者達の元に戻る。
翌朝……。
「勇者さまぁ〰️ 何かご機嫌ねぇ〰️ 良いことあったの〰️?」
賢者は機嫌のいい勇者に聞く。
「いや〰️ 昨日まで両肩がこっていたんだが…… 朝起きたら嘘みたいに肩こりが無くなってよ〰️♪」
「良かったわねぇ〰️ それじゃ、 今夜からまた楽しませてくれるのかしら〰️?」
「もちろんだ! 今日は寝れないと思えよ?」
二人は仲良く笑っていた。
「……呪い…かけたはずが…絶好調に…してしまった…」
キラは苦悩する。